前回【養生】の投稿にも書いたように、私たち人間は百人いれば百人すべてが、体質も、体格も、性格も違います。
従って、人真似ばかりでは結果が出ないことが多々あります。
そこで大切なことが「自分最適」を見つけること。
そして「工夫」をすることです。
例えば私はガンになった当初ある食事療法(マクロビオティックに近いものです)をやっていました。
その療法では、フルーツは糖分が多く冷えるのでNGでしたが、私は毎朝10kmのランニングをしていたので、毎朝走ったあとに果物をとっていました。
食べていた果物はもちろん地でとれた季節の無農薬のものです。
その理由は、火照った身体を冷やすためと、代謝したエネルギー補給です。
とは言っても、最初の3ヶ月はルールを徹底していましたが、どうしても疲れが取れないし体が怠くなってきたりしました。
そして大量に汗もかくので喉が乾き水を飲むとお腹がぽちゃぽちゃ言うようになりました。
そこで色々調べてみると、フルーツはエネルギーと水分補給には良いし、消化吸収代謝する酵素をきちんと持っていることが分かったので、1週間くらい食べてみました。
その結果、体調がとても良くなり気力も充実してきたので、それ以後毎朝走ったあとに食べることにしました。
しかし理由はここでは書きませんが、食べた後は最低2時間は何も食べない、15時以降は食べないという自分のルールを作りました。
ここで理解して欲しいのは、私は食べたいから食べたのではなく、理由があったから食べたと言うことです。
フルーツを食べることが今の自分には最適だと判断したから食べたのです。
食事療法に限らすどんなことでもまず最初は「守」
守らなければいけません。
良いと言われることには必ずその理由があります。
したがってまずはその理由を学び実践してみなければそれが自分に合っているかがわかりません。
最低でも3ヶ月はやってみないと分からないと私は思います。
そしてやる前と後でどう変わっているかを感じてみるのです。
私はこまめにチェック表なるものを付けていました。
そして果物に関しては3ヶ月やった結果、ルールを「破」
破ったのです。
破ったと言っても、フルーツ以外は「守」っていましたよ!
食事療法を指導する人は「徹底しなければいけない」といいます。
その理由は、「自分最適」を「自己流」と履き違える人が多いからです。
「自分最適」と「自己流」の違いは、自分の身体の声を聞くか、心の声を聞くかの違いだと思います。
体が必要だと悲鳴を上げているのにそれを与えてあげなければ・・・・・
心が欲求から食べたいと悲鳴を上げていたときに、負けて食べてしまったら・・・・
結果はどちらも良い方向には向かわないことはわかると思います。
指導者は患者さん一人一人の性格や体質、毎日の生活を細かく見ることはできないので「自分最適」の指導はできないことを知っているから、「徹底しなければいけない」というのです。
従ってそれは間違ったことを言っているわけではありません。
患者の立場で言わせていただくと、自分の体や心を知っているのは自分しかいないのですから、どんな療法も指導者や治療家が主体ではなく、患者が主体でなければいけません。
それを出来なくしてしまっているのが「自己流」という患者のエゴなのです。
結論は患者が自分で責任をもって破る事が大切なのです。
話は少し前に戻りますが、
「守る」上で必要なことが「工夫」です。
食事療法で言えば「美味しく食べる工夫」をすることです。
それは、調理法、味付け、盛りつけ、見た目、誰と食べるか、どうやって食べるか?などです。
食事療法ではそこまでは教えてくれません。
私は食事療法で欠落しているのが、この「美味しく食べる工夫をすること」だと思っています。
そして「自分最適」ができたらそれを徹底しなければいけません。
しかし、いつまも癌を治すために何かをしていることは囚われになってしまうと私は思います。
そこで出てくるのが「離れる」こと「離」です。
癌を治すためではなく、やりたいからやっている。
それが普通だと言えるようなることです。
これは心の問題です。
私は「癌から離れる」という表現をよく使いますが、私たちは癌を治すために生きているのではありません。
従って、目指さなければいけないことは「癌の呪縛から離れて生きること」ではないでしょうか。
そのためには
「自分らしく生きること」が大切です。
私が常に目指しているのは「無為自然」
宇宙のあり方に任せて自然に生きることです。
一番の課題は「自我からの開放」ですが、これは永遠のテーマだと思います(笑)
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