「がん」を治すには心を直さなければいけないなんて話を聞いたことがあると思いますが、私はその心で一番欠かせないのが、この「利他」の心だと思っています。
「利他」の対義語は「利己」
「利己」というのは、いわば「自分の利益」ばかり考えている欲の心です。
欲というのは、欲しかったものも得たら得たで、さらに新しい欲を生みます。
そして、それは決して満足することなく、無限に続きます。
さらには、欲を得るために、多くの犠牲が必要となるのです。
私の場合も、地位、権力、お金・・・・どんなに得ても心の満足を得ることはできませんでした。
そして、家族や他人などに対して多くの犠牲を払いました。
当時はそれを悔やむことはなく、仕方がないことだと思い込んで・・・
その結果、最終的には自分自身の体と心にとても負担をかけ、鬱になり、癌になりました。
みなさん、がんの定義って知っていますか?
「ガンは、細胞の突然変異によって生じ、宿主(患者)を死にいたらしめるまで、無限に増殖を続ける」というものです。
これを読んで何か気づきませんか?
そうです。「がん細胞」と「利己」の心は共通するものがたくさんあるのです。
というより、私はこの「利己の心」が、私たちの正常細胞を「がん化」させているような気がしてなりません。
がんという病がこれほど増えている原因も、私たちの利己的な生き方が原因のような気がするのです。
自分が良ければ、他人はどうでもいい。
他人には無関心。
そんな心が常に怒りでイライラさせたり、不安でドキドキさせた結果、交感神経を有意させたり、生活を見出す原因となって「がん」という病を呼び込んでいると思います。
そしてその欲が、結果的に自らを滅ぼすことにつながってしまう・・・。
そんな心が原因でガンになったのなら、その心を変えなければガンが良くなるはずありません。
心と身体は一体で生を成しているのですから。
今は病を治したい、健康になりたい、長生きしたい、なんていうのも利己的な欲ではないかと思うようになりました。
ただ淡々と頂いた命、そして身体と心を大切にしてその喜びを感じて生ききる。
その生がなにかの役に立つことで、私たちは生き続けていられるのだと思う次第です。