16 年前「がん」がわかったときは、まさに目の前が真っ白!


そして、15時間にも及ぶ大手術を終えたときは、人工呼吸器をつけられ全身チューブだらけ。 


身動きすることも、話すことも、自分で息をすることもできない状態でした。


まさに絶望!


しかし、本当の苦しみは退院してからでした。

20%前後しかない5年間生存率。


自分のこの先がまったく見えなくなった時の絶望感は、肉体的な苦痛をはるかに超えていました。


目の前が真っ暗になるとよく言いますが、視界が見えなくなり、前に進むことが恐怖になる。


一日生きることが、死に近づくような気がして・・・・・


でも、私はそこから小さな希望を見つけました。



そして、その希望の灯火を大きくするためにだけ集中をしたことで、小さな灯火が大きく燃え上がりました!


今思うと、人生最悪の状況があったからこそ、生命エネルギーを燃やすことができたのだと思います。


これが、5,6時間の手術だったら、50%位の生存率だったら・・・・


多分、今もなお苦しんでいたような気がします。


それができた大きな理由は、死を考えずに、生に意識を集中したから。


今までどう生きてきたか?を考え、これから違った人生を歩むにはどう生きるか?


当たり前のように生きてきたのを、生きていることに、体を自由に動かせることに、話したり、食べたり、息をしたりできることいに喜びと感謝できるようになったから。


その結果、「がん」になって良かった!とまで言えるようになりました。


山のように飲んでいた鬱病の薬も不要になり、アルコール依存もなくなり、小学校の頃から苦しんだパニック障害まで克服できたのです。



私ががん宣告されてからの16年間の軌跡、それはそれまで生きてきた42年間よりはるかにエキサイティングな人生でした。


そして今、居住する東郷町でこんなにあお色々な活動ができている。


当時の


いつ死ぬかわからない


仕事もない


お金もない


地位も名誉もない


プー太郎のおっさんが


何度も言いますが16 年前には想像もできなかった!


ただただ今を生きることに集中した結果だと思います。


そうなるために大切なのは今の状況云々はあまり関係なく、今という時をどう考え、どう使うのか?


それが未来への分かれ道だと思います。


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