昨日は、玄米おむすびの会 主催の、古民家での食育講座を開催しました。


会場は愛知県長久手町(愛知万博を開催したところ)のゴジカラ村に古民家「ほとぎの家」 です。




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ゴジカラ村とは、雑木林を縫うよう幼稚園、介護福祉看護保健専門学校、託児所、特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービスセンター、在宅介護支援センター、古民家、などがある複合施設です。

コジカラというのは、常に5時過ぎの時間のように「時間に追われないでいよう」という願いをこめて、理事長の吉田一平さんが30年前に作った施設です。


運営理念が


無駄があるところに楽しみがある。

いつもごちゃごちゃとしていて、役割が定められていないから、誰にも居場所がある。

計画が予定通りに進まないことは普通のことである。

未解決、未完成の状態はむしろ歓迎される。

正解はない、あるとしても1つではない。

どうですか?


私は良く一平さんにお話を聞いているので、結構この理念に感化され、私自身も同じようにぼちぼち生きるようにしています。


これって、本当に楽しい生き方ですよ!


私たちが、なぜここで食育講座を開催しているかというと、「食」の意味を考えて欲しいと思うからです。


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上の写真は、この古民家の台所です。


土間に、おくどがあって流しがある昔の台所です。


一昔前はどこの家もこんな台所でした。


その頃は、食事の準備も火を起こすところから始まり、すべて素材から時間をかけて作っていました。

そして、浄水器も温水器もなくもちろん洗浄機や乾燥機なんかもありません。


今と何が違うか?


一番は食事にかける時間です。

労働時間です。


一体何のためにこんなに時間をかけてご飯を作っていたのでしょうか?


家族のためです。

そこには、母親の家族に対する愛情がたくさんありました。


言葉はなくても行動がありました。


いまは、言葉やお金が多く行動は・・・・



そしてその姿は家の中、どこからでも見えるような作りです。


長い時間と手間暇かけてご飯を作ってくれる母の姿。


子供にとっては一番大切なものだと思います。


今の家庭はどうでしょうか?

言うまでもありませんね。


「食育」とはどうやって作られたものを、どう食べるか?

時間と言う概念がとても大切なような気がします。


そんなことを伝えたくて、古民家で講座をやっています。


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この日は地元東郷町で有機野菜を作っている、真野さんにゲストとしてきていただき、農業のことをお話していただきました。


生産者の話を聞きながら、その人の作った野菜を食べる。

野菜作りの苦労などを聞いて、お金を出すだけで買えるなんてありがたいな~なんて思ってくれたらと思っています。


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料理のあとは、2つの部屋を使って皆さんで食事です。


昔はこうやって近所の人が集まる機会がとても多くありました。

なかには煩わしさも沢山あったと思います。


今は煩わしさをすべて排除してしまっています


その結果は?


心が弱くなったり、閉ざしたり、そして切れるなんてのも心の免疫力がなくなったからおきる、現象ではないかと思います。


皆さん、古民家でのんびり、まったりいい時間を過ごせたのではないでしょうか。