がんになるとどうしても「がん=死」の呪縛にかかってしまいます。
そしてパニックになった状況で、心を希望の方向に向けることはとても難しいのです。
しかし「がん」という病のて「知識」を持っていれば、なんとかなるのでは?と思うことができます。
下の図をご覧ください。
がんになったとき、なんの知識もないと、ほとんどの方は「医者まかせ」
自分の命を、いとも簡単に預けてしまいます。
そして、自分はというと、苦しい治療に耐えるだけ。
まさに、まな板の上の鯉です。
切り刻まれようが、薬ずけにされようが、なるようにしかならないと思ってしまっています。
そこにあるのは、無力感!
そして、絶望です。
しかし、がんについての知識があれば、すべてを医者に任せるのではなく、自分も出来ることがあると行動を起こすことができます。
例えば、食事を変えたり、体を温めたり、動かしたり、自然療法を取り入れたりと。
それをすることで、体も心も確実に変わってきます。
そして、希望の灯火を見つけることができるのです。
希望という字は、「希な望み」と書き
絶望という字は、「絶たれた望み」と書きます。
では、その望みを絶ったのは誰でしょうか?
何を隠そう、自分です。
稀な望みを、自分で絶ってしまうことで、絶望がやってくるのです。
ということは、絶望と希望は同時に介在するということ。
絶望の中に、小さな希望の灯火を、見つけだすことは誰にでもできます。
その為の、最初の一歩が、医者にすべてを依存するのをやめ、自立すること。
即ち、命の主導権を自分の手に取り戻すことなのです。
そのステップとプロセスを来週のzoom講座では、お話しますので。
そして、話をもとに戻してもう一つ
絶望を作るのは理性。
希望を作るのは感性です。
頭で考えてしまったら、行動を起こすことはできません。
がんは自分では治せないというのが世間一般の常識ですから。
理性は答えが明確にあることには強いが、ないものにはめっきり弱いのです。
しかし、がんからの生還者はたくさんいます、
余命宣告されても、医者から見放されても。
感性のある人は、答えはないが、そんな人がいるのだから自分も!
と感じて行動ができる。
つまり、感動を行動に移せるのです。
私も15年前、食道がんになり15時間の大手術をしたときは、人工呼吸器に繋がれ、首・胸・腹を切られて痛くて身動きもできない状態で、2日間は、自分では呼吸もできず、話すことも、動くことも、食べることも、眠ることもできませんでした。
その時あったのは、まさに絶望・孤独・無力感・・・・・・
そして、その後、5年間生存率20%前後、再発したら長くて半年の命と聞かされ、まさに身も心も絶望感の塊でした。
しかし、「すべては今までの自分の生き方の結果」と受け入れ、180度生き方を変えたことで、希望の灯火を見つけることができました。
そして、今確かに言えることは、苦しみが多けれな多いほど、幸せになることができるということです。
がんは「生き方を変えなさい! 変えれば幸せになれるよ!」というメッセージです。
もう一ついいことは「私、がんだから、命がけ」という武器を使えるということです。
そうすると普通の人はしょうがないとなります。
これって、結構使えますよ。
友達がいなくなるという人がいるかもしれませんが、それで去っていくのはどうでもいい人だけです。
私も、親友だと思った人が去っていって、今まであまり気にしていなかった人がとても親切にしてくれたということも多々ありました。
そして、今私の周りにいる人は素敵な人ばかりです。
だって、5年生存率20%ですから、いつどうなるかわからないのに力を貸してくれたり、応援してくれたりしてくれる人ばかりなんですから。
本当に私は幸せ。そして心から「がんになって良かった」と思っています。
これは「絶望」があったおかげです..
そして、その中から見つけた「希望」のおかげです。