今日は日本がんマネジメント協会
、初めての愛知県以外の地域での講演会。
場所は千葉県松戸市です。
この講演会は、NPO法人生活習慣病と予防医学を考える会
の木村事務局長にお力をお借りし開催の運びとなりました。
この日、講演をいただいた先生の1人、島村トータルケアクリニックの島村善行先生
のご尽力もあって、松戸市医師会、松戸市ロータリークラブ、松戸市保健福祉課の共催、松戸商工会議所の後援をいただくことが出来ました。
世の中変わりつつありますね。
午前中、島村トータルケアクリニック にお伺いし島村先生にお話をお伺いしました。
島村先生は国立がんセンター東病院の医長や千葉西総合病の院長を歴任された経歴をお持ちです。
お伺いしてびっくりしたのは、まさしくトータルというここと。
患者さんの多くはがん患者さんということで、病院食はマクロビオテックに基づいた玄米食、料理教室や宿泊しての体質改善教室、生活習慣病教室。
入院患者さんへのアロマトリートメントや患者さんの家族のための心の相談、介護サービスや
、入院患者さんの家族用の賃貸住宅もあります。
がんの患者さんが多いということもあり、終末医療も兼ねた入院もあるそうですが、先日のブログで書いた「生」を前提にした医療をしているとお聞きしまたびっくり!
そんなこと考え実行しているドクターがいるんですね。
3階には「穀物菜館」というレストラン もあり、イベントや講座等の交流スペースもあります。
島村先生の奥様が運営していて、お昼をご馳走になりました。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、色鮮やかな玄米ちらし寿司。
見て楽しい、食べて美味しい!
こんなご飯が病院で食べれたら退院できなくなるかも(笑)
この日は先生、奥様、木村さんと3人での楽しいランチタイムでした。
午後からの講演会では「免疫力を高めるトータルケアでがんの体質改善を」というテーマでお話をいただきました。
講演のなかで、健康な生活は食と生き方にあるとお話され、
健康になるための5項目ということで
① 食事
② 運動
③ ワクワク人生
④ 夫婦・家族の絆
⑤ 経営・安心
を挙げられました。
また、トータルというのは人生を
肉体・社会・精神・生きがい・を家族・友人など・を4次元的にケアすることと言われました。
これはまさしく私たち協会が言わんとしていることです。
このお話を聞いてとても嬉しかった!
そんなドクターがいるんですね。
第2部は、千葉セントマーガレット病院
総合医療部部長 酒向猛先生に「腸をきれいにして腸管免疫により、体質改善を!」というテーマでお話いただきました。
酒向先生とは、以前のNPO法人がんの患者学研究所のときもお世話になった先生です。
「血液は腸で作られている」
「がんは汚れた血液で出来る」
ということを医学的見地からお話いただきました。
がん細胞は代謝異常の結果ということです。
そして、がんの治療は血液の汚れを改善することが必須で、そのためには「腸内細菌のバランス」「食べ物の質」が大切とお話されました。
さらには、抗がん剤、手術、放射線は根本的な治療ではなくその場しのぎ。
かといって、有害で無意味な治療法でもないと。
私が思うに、それは最終的には患者自身の状態や性格、精神的な部分によって選択肢が違うこともあるし、必要なときもあるということだと思います。
私も全く同感です。
今日、講演をいただいた先生はお二方とも以前はバリバリの外科医です。
その先生が、このようにお話され、そして治療をされていることに対して、どう思いますか?
結果は、外科で治療に当たっていたときより遥かに良いそうです。
やはり医療には限界があり、最終的には患者本人次第ということですね。
講演会最後に島村先生のご提案で座談会を行いました。
皆さん、思っていたことをドクターに聞けるということで、具体的な質問もたくさん出ました。
疑問を解消する。それも大切なことですね。
講演会終了後は参加していただいた方もご一緒に、近くのおそば屋さんに行きました。
ありがとうございます。
東京・千葉の2日間はとても充実した良い時間を過ごすことができました。