被害者組織が出来たようです。
正式な名称は解かりませんが、今月半ばくらいには仮称被害者組織なるものを作ったそうです。昨日、兵庫県のくめ納豆の協力会社であった友人と携帯で話をしたのですが、今、岡山県の協力会社に向かっている所なんだとのこと。
今月に入り、くめからの発注が入らなくなり連絡も取れず、今回の民事再生法の連絡も何もない、状況やこれからの事がサッパリ解からないといってました。そして今月末の支払いがしてもらえるかが心配だといってました。
自分のところは、まだ現物支給(原料、資材)してもらっていたから、まだ傷は浅いかも、といってましたが、岡山県の業者は、日産40俵、約70,000食を生産していたようで今月末の支払いがないと・・・・・。
また、福島県の業者は、昨年製造依頼があったけれど、断っていたので被害はないとのことでした。
昨日の会議にくめの社長が始めて出席したようですが、これから業界に及ぶ波紋は計り知れないものがあるように思われます。ミツカンさんが生産協力していくということですが、原料の大豆や包材、タレやカラシといったものがスムーズに仕入れられるのかが懸念材料です。
また、製造現場のもと従業員が資金を出し合いくめ納豆の再建をしようとする動きが在るとか無いとかといった話までする人が出ています。かなり混乱している状況が見え隠れしているようです。
茨城県の納豆メーカー及び全国の納豆メーカーさんはどの様に感じておられるか推察できませんが、私は非常に危機感を感じています。こういった感情が思い過ごしであることを祈るばかりです。
全国に納豆組合員数269社在りますが、これ以上安売り合戦を続ければ、数年のうちに100社を切るといった事態になる恐れもあります。市場は安いものを望んでいるのでしょうが、せめて適正価格で販売できる状況を作り上げないと、日本の食文化、伝統食納豆の存続が危ぶまれると考えます。
