感情(好きか嫌いや情緒)と論理と人間性(これまでの言動)と感性(直感)で判断します。
僕も浪花節の日本人なので、どうしても感情のウエイトはでかい。
ただ上記の4点を考えないと、間違った判断を下し評価決定してしまう。どれか一点で判断するのは危ない。
最初の2点はアリストテレスの修辞論にあったと記憶する。(人間力はパックン、直感はヒカルの碁の倉田も言っていた)
4点目の感性は行間読んだり、(特に写真や絵は)奥に秘められたものを追って感じたり、すぐピントきたり、わからなかったり色々だが。
悪い奴は口が達者。情緒的で詐欺的論理が上手く、表面(事実)は菩薩。でも心(真実)は畜生。
話し手の人間性の見極めはとても大事。
今回は論理について
文は数学ではないので、演繹法(3段階論法)のトリックに注意が必要。
三段論法→「人は死ぬ。田中はんは人だ。故に田中はんは死ぬ。」A=B C=A 故にC=B この場合100%だが、文は大前提や展開がほぼ100%はない。
トリックの例
「ヤンキーは怖い。怖くて脈拍上がる。故にヤンキー見るとドキマキする。」
最初の文や第二文の正当性や妥当性が各々8割とすると、結論の正当性は64%しかない。
でも大抵の話は、その場の雰囲気で100%と説得力をもたれ、納得してしまうので、気をつけたい。
(また逆に悪ぶっていても、行間から慈悲がわかるブログも多い。)
話の三段論法にはそういうパーセンテージの判断が必要かと。騙されないために。
また帰納法にも罠がある。
「自転車の両輪のように、夫婦は呼吸合わせて二人三脚で進みましょう。自転車で車輪が別々の動きをしたら危ないですよ。」
↑こんな文章、論理的にはn=1をしただけ。夫婦の在りようは人それぞれ。
よく浪花節で人に利用されつくされ、騙される田中はんの独り言でした。微笑
6月13日 加筆
人の評価基準として最重要なことは人間性だとおもいます。頭がいいとか関係ありません。