こんばんは、hataです(´∀`)
ようやく気候が落ち着いてきて、春っぽくなりました。←今さら?!
近くのコピスガーデンさまのバラたちもそろそろ開花ということですので、
那須もいよいよ、ガーデニングの季節です!
・・・・・と言っても、すでに暦では5月の後半。売り場はとっくに賑やか。
コルクウィッチア・アマビリスが満開。ショウキウツギの仲間です。
センペルビヴムの小さな立ち上げ花壇。夜が寒いおかげか、まだ色が褪めない。
ヒューケラは、単植だと、よりカッコイイと思う。
サキガケアヤメが咲き終わってしまったが、代わりに、池周りに薄紫の小花が?
セイヨウツユクサがわらわらと咲いていた。namiさんが以前に植えておいたとのこと。
・・・・・・なんて、目についたものを羅列していると、とりとめのない記事になってしまうので、
今回は、ちょっと真面目なお話。
バラの季節と言うことで、ガーデン巡りのお客さまもお越しくださる時期ですので、
あらためて、当店の庭の特徴などを自己紹介させていただきつつ、
カラーリーフ・プランツについて、あれこれお伝えしてみたいと思います。
まずは、当店についてですが、私どもは園芸店(植物の苗を販売しているお店)です。
苗売り場と庭が一体化しているため、見学用のオープンガーデンと誤解されがちなのですが、
庭はあくまでおまけ。販売業が主です。これだけで食べてます。
店名からもご想像いただけますとおり、
当店は、「お花」よりも「葉っぱ」を主体とした庭造りをご提案させていただいております。
と言っても、デザイナーぶっているわけではなく、なにか偏狭なこだわりに凝り固まっているわけでもなく、
単に、「低予算」「ローメンテナンス」「春夏秋冬いつも美しい」という条件を満たすには、
葉っぱを骨格として庭を造るほうが、一般の個人宅には適しているかなと思いまして。
もちろん、お花も取り入れますし、カラーリーフの植物たちが勝手に咲いちゃったりもするのですが、
あくまで、全体の視界の中で、花は3割、美しい葉っぱが7割のバランスを保つようにしています。
とにかく、バラはほとんどありません。うちでは、バラはたくさんの花木のひとつという扱いでして。
「たくさんのお花」を観賞したい皆さまにとっては、当店の庭は、物足りない場所だろうと思います。
ご来店の際は、どうかご了承のうえお越しくださいませ(・∀・)/
こんな景色。私とnamiさんと、2人きりで管理している。アルバイトさんもいない。
黄金葉を多めに使っているので、「明るい!」「華やか!」と言っていただけることが最近は増えた。
正直、「花」が少ない劣等感も抱えているので、たまに褒めていただけると、幸せな気分になる。
ところで、「お花がないと地味になってしまわない?」と思われがちなのですが、
お花でなくても、お花と同じような「色」が入っていれば、意外と大丈夫なものです。
たとえば、当店の玄関前の植え込み。
あくまで一例として。「すごく華やか!」ではないですし、自慢の花壇というわけでもないのですが、
白、赤、黄色、紫、青緑と、けっこう色彩豊かに見えるかと思います。いかがでしょう?
ところが、この写真内で咲いている花は、
エリゲロン・カルビンスキアヌス。春~秋まで咲き続ける便利な小花。
アリウム・ロゼウム。春の小球根。
・・・・・・の2種類だけ。
華やかに見せてくれる他の色彩は、すべて葉っぱです。
メギ・ハーレクイン。このあと、さらにピンク色の斑が入ってくる美しい品種。
コデマリ・ピンクアイス。白の散り斑は、遠目には花と同じ効果が得られる。
ルー。青緑がかった葉っぱが立体感を生む。植えたというより、勝手にタネで生えてきたのだが。
咲き終わったスイセンの葉っぱ。艶やかな濃緑と、真っすぐなフォルムがアクセントになる。
足元に規則的に植えてある黄色い塊は、ロニセラ・バジェッセンス・ゴールド。
左上(花壇奥)の紫色は、フィソカルプス(アメリカテマリシモツケ)・ディアボロ。
四角く刈り込んである柱は、キンメツゲ。
ディアボロの斜め手前は、ノリウツギ・サンデーフレイズです。
もういちど全体の写真をご覧いただくとわかりますが、
他より大きな緑の葉っぱが、細かい花や葉っぱのなかで引き締め役になってくれています。
つまり、花は入れ代わり立ち代わり、各季節に咲くのですが、それはあくまでおまけ。
必要な色彩とフォルムは、葉っぱであらかじめ入れてあるという構造です。
花ほどの華やかさは得づらい反面、
花のように「蕾」→「開花」→「花ガラ」といった極端な変化が起きないので、
全体のデザインが崩れにくいという大きなメリットがあります。
こうした、お花と同じか、それ以上の効果を持つカラーリーフ・プランツを利用することで、
お花が少ない季節でも、庭が安定してきれいに見えるようになるものです。
「葉っぱ」と言うと、なんとなく「お花」より格下の印象があるかと思いますが、
初めてお庭造りに挑戦したり、はたまた現在のお庭に手こずってしまっているような場合に、
ぜひ目を向けてみていただけたら嬉しいです。(ノ´▽`)ノ 簡単だし、楽になるよ~。
余談だが、水道メーターを検針していただくために、裏には何も植えていない。
さて。
建物の近くは、色とりどりで、ちょっと複雑な組み合わせにしていますが、
人工物のそばは、カラフルに大胆に。ちょっと派手でも許される。
逆に、庭の奥、自然風のシェードガーデンは、もっともっとシンプルです。
細かくて複雑な植栽は避けている。色使いも控えめに。
一般的に、日陰の植物たちは乱れやすかったり、葉が緑色のものが多いので、
いろいろ入れるとゴチャゴチャになりがち。
あまりに混沌とすると、癒しをくれるはずの「自然風」が、かえって不快感を生んでしまうので、
基本的な数色を、大胆に取り入れて、スッキリ見せるよう心がけています。
こちらも、黄金葉の物量が、一般的なお庭より多いかな?
林っぽい庭に黄金葉が入ると、木漏れ日と同じようなハッとする輝きを得られます。
ちなみに、来月には花でいっぱいになるエリアですが、
アメリカアジサイ・アナベルの群生と、ヤマアジサイ・白扇がメイン。
どちらも、「蕾は淡いグリーン」→「開くと白花」で、ほかの色の花は入れていません。
日陰では、斑入りが活躍する。こちらはエゴポディウム。丈夫で、よく増えて、葉も花もきれい。
ギボウシは彩りが豊か。濃い黄色斑のジューン。
ブルー葉に白斑が入っていくエルニーニョ。当店ではイチオシの美・ギボウシ。
小型のギボウシも重宝する。
あ・・・・・・脱線して、商品紹介をしようとしている。m(_ _ )m
元に戻って、もう少しだけ、カラーリーフの役割についてです。
こちらの写真をご覧いただいて、一瞬で皆さまの目にとまるのは、どの植物でしょう?
私は、このフサフサ↑を繊細でキレイだと感じます。あと、この白いものも↑
拡大すると、単なる斑入りイトススキだったりする。
こちらは斑入りのイタドリ。花ではなく、葉っぱ。
春は、最初の写真の真ん中(掲示板の左)の緑の塊・・・・・シジミバナという低木が白い花を咲かせて、
この場を賑わせていました。
ところが、今は地味な姿で、誰の目にもとまらない。お花の弱点ですね。
庭の中で、どうしても花が途切れてしまうエリアや季節があります。
緑色の葉っぱばかりになってしまったなか、ちょっとだけ添えてあった脇役のカラーリーフが、
一気に主役に躍り出る場合もあるという例でした。
ボーカルがちょっと休んでいるあいだに、ギタリストやバックダンサーが前に出てくるあの状態?
白い葉ばかりでなく、さらに目を引く色彩のカラーリーフもあります。
特に、ブルー葉は、一気に場が引き締まったりします(ちょっと使い方は難しいですが)。
緑の中に、目の覚めるような青い葉っぱ。ギボウシ・ハルシオン。
黄色が多くなるコニファー・コーナーにも、ブルーのトウヒを一株。
シルバーリーフやベージュも、実はとても目を引く。
あの・・・・・・
皆さまお気づきと思いますが、
白状すると、どう記事をまとめてよいのかわからなくなってます。(´д`lll) 繰り返しになってるよね・・・・・
あれもこれもと語りたくて、前半にゴチャゴチャ書きすぎたせいですね。
今日は早起きで仕入れに行ったので、もう疲れてしまいました。書き直す元気は残っていません。
まあ、ちょっとはカラーリーフを入れておくと良いよねっというお話でした。
どうぞ、お気に入りの植物を見つけていただければ幸いです≧(´▽`)≦
そんなわけで、今回はこれで。 ヾ( ´ー`) またね~。
■入荷苗■
○パニカム・チョコラータ(Mサイズ苗。オーナメンタルグラスのおすすめ品。色づき始めています)
○ノリウツギ・ウィムズレッド(Lサイズ苗。ノリウツギのハイクラス品種。新枝が赤く、花も白から赤に)
○ノリウツギ・ピンキーウィンキー(Mサイズ苗。ノリウツギのハイクラス品種。三角錐の花がおしゃれ)
○カリオプテリス・スターリングシルバー(銀色の光沢が美しい。夏にブルーの花も楽しめる)
○カリオプテリス・ホワイトサプライズ(白い斑入り葉。こちらも夏にブルーの花)
○イングリッシュ・ラベンダー・グロッソ
(Sサイズ/Mサイズ/MLサイズ。ラベンダーの中で、夏の高温にも強いラバンディン系の代表品種。
今まで別の品種で夏越し~冬越しに失敗してしまった・・・・という方に、再チャレンジおすすめです。
今回、「ラベンダー祭りなの?」というくらい、どっさり入荷。すべてグロッソ。価格も頑張っておりますので、お庭にまとめ植えにも)
○ギボウシ・サガエ(Lサイズ苗。いきなりドンとでっかいものを植えたい方に。4株のみ)
○ギボウシ・ジューン(追加入荷)
○リアトリス・コボルト(MLサイズ苗)
○ヒメワレモコウ(ちっちゃくボール状にまとまる、可愛いワレモコウ。かなり丈夫でおすすめ)
○レモン・バーベナ(ものすごいレモンの香り。ハーブとして、柑橘系の香りがお好きな方に)
○エリゲロン
○ペンステモン・ハスカーレッド
○ゲラニウム・ビルウォーリス
○カラミンサ
○テイカカズラ(別名スタージャスミン。白花・ピンク花・斑入り葉。当店の玄関に絡んでいるやつです)
○バーベナ・リギダ
○ロニセラ・ニティダ・オーレア
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