点描画の季節(那須のリーフハウスのブログです) | リーフハウスでたらたらりん

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那須の園芸店「LEAF HOUSE(リーフハウス)」です。宿根草・低木・多肉植物・アーティフィシャルフラワー、インテリア雑貨の入荷情報、
ディッキアの育て方や管理・通信販売、庭の写真集・紹介、ガーデニング作業、寄せ植えの紹介。那須での移住生活、田舎暮らしの紹介など。



※今月より閉店時間が17:00までに伸びました。



こんばんは、hataです(・∀・)


明日は夕方に用事が入ってしまいましたので、一日早くUPさせていただきました。



いよいよ暖かさが本格化して、庭の植物たちがいっせいに芽吹き始めました。



                       いろんな色がついてきた。



球根をまだあまり投入していない(庭がほぼ完成するまで我慢している)うちの庭では、

この季節の主役は、さまざまな低木類になります。


「低木の魅力」について語ると、園芸にご興味のない皆さまや、お花好きの皆さまには

「どのへんが?」とキョトンとされてしまうのですが、

新芽が吹く時期は、他の季節にはない独特の美しさを演出してくれる植物たちです。




              オレンジ色の新芽が美しい、スピレア・ゴールドフレーム。


               奥のレモン・イエローの点々は、ヒュウガミズキの花。





      ダーク・レッドの新芽を吹く、メギ・ゴールデンリング↑。シックで大人っぽい印象。


                小屋の左横の明るい緑は、芽吹いたユキヤナギ。

                   



新芽の色もいろいろで、スピレア(シモツケ)だけでも赤・オレンジ・黄色の品種があります。

他にも、ボルドーや黒に近いものや、シルバーや白の新芽を持つ低木もあります。


樹木の葉はさまざまな大きさや形をしていますが、新芽はほぼすべて同じサイズなので、

この時期の庭は、小さな花がたくさん咲いた点描画のようになります。

もともと、「近づいて単体の植物を観察する」というよりも、

「全体を遠目に眺める」ために造った庭ですので、私もnamiさんも、この季節は大好き。


意外と知られていない、樹木を「骨格」にした庭の魅力かな・・・・・・と思いましたので、

現在発売中の「ガーデン&ガーデン 52号」の記事でもご紹介させていただいた次第です。



・・・・・・・・・・とはいえ、やはり骨格は骨格。

これらがベースになって、ところどころに咲いている花が引き立ってくれると、より嬉しいです。



              小さな池の縁。スイセンの大きな花がアクセントになる。



花だけで庭を造るのは無理・・・・・・生きた植物には必ず葉っぱがついていますから、

花と葉っぱのボリュームのバランス、

色や形や大きさのコントラストが、庭の印象を決定づけます。


例えば、色も形も柔らかい草花をたくさん植えれば、キュートなお花畑になりますし、

やや大きめの花と硬い葉っぱを持つ草花を中心にすれば、ゴージャスなお花畑になります。

あえて花を少なめで、葉のフォルムが美しいグラスなどを混ぜれば、草原風の印象になります。


樹木の使い方もいろいろで、

葉が薄くて、光を通す、雑木タイプの樹木をメインにすれば自然林のようになりますし、

逆に、バラは艶やかで硬いダーク・グリーンの葉を持つ品種が多いので、

自然風というよりは、ややフォーマルな印象を作りやすい低木と言えます。


「庭と建物の一体化」「付随する建物と似合うかどうか」が、とても大切な要素なのですが、

実はそれは「制限」では決してなく、あえて逆を突いたデザインもオシャレです。

現在では、かなり品種改良されたバラを、コテージと自然風の植栽に馴染ませたり、

都会のビル群の中に、野趣あふれるオーナメンタル・グラスを植えたりすることも多いです。


こうした「組み合わせの妙」は、人それぞれの好みで、絶対的な答えはないので、

「その自由さこそが、ガーデニングの魅力かな~」なんて思っていたりします。



・・・・・・・・・なんて、新芽を眺めながら庭で和んでいたのが、数日前。

水曜日の朝に、世界が一変。




                            色が消えた。




                        白と黒のシュールな景色。

  



                     まあ、点描画と言えば点描画だが・・・・・・・





                        むしろこれは、水墨画に近い。                  


まあ、4月の雪は慣れてきたので、庭はとくに心配しなかったのですが、

「ああ・・・・・・商品がやばいかも」。

朝の6時半にnamiさんの「ゆき~っ! ゆき~っ!」という悲鳴で飛び起きて、

二人で慌てて、繊細な花苗をとりあえず屋内へ運び込みましたよ。

幸い、花にも葉にも傷みなく、ほっと一安心でしたが・・・・・・疲れた・・・・・・。


皆さんはありませんか? 信じがたい天気に襲われたとき、天気予報を確認してしまうこと。

私たちは確認します。憤りのあまり、せずにはいられません。

やっぱり、那須町の天気予報は「くもりマーク」でしたよ。すんごい雪降ってるのに。

そのあとしばらくして見たら、さらっと「雪だるまマーク」に差し替えてありましたよ。

今後だけでなく、すでに過ぎ去った時間帯のぶんまで! それは予報じゃないよ。結果報告だよ! ぷんぷんぷん。






                 まあ、融ければもとに戻るので、良いのですけれど。



そんなわけで、今週はこれで。

来週はnamiさんです≧(´▽`)≦  もう降らないといいな~。



■入荷苗■



<草花>


○アガスタシェ・ゴールデンジュビリー


○ベロニカ・ロンギフォリア・アルバ


○ネペタ・シックスヒルズジャイアント


○リグラリア・プルツェワルスキー(緑の切れ葉。黄色の長い花穂が立ち上がる)


○リグラリア・ブリットマリークロフォ-ド(大型品種。黒い丸葉)


○セントーレア・モンタナ(追加入荷)


○ポテンティラいろいろ(追加入荷)


○アスペルラ・オリエンタリス(追加入荷)


○シシリンチューム・カリフォルニアスカイ


○八重咲きヘメロカリス4種


○イングリッシュラベンダー・バイオレットメモリー


○ビオラ・ラブラドリカ(黒葉ピオラです。カラーリーフとしても◎。特価です)


○ニリンソウ(ちょっと小さい苗なので、特価です)


○ディスカンプシア・ノーザンライツ(ピンクと白斑の入ったグラス。半日陰向きです)


○リシマキア・ペルシャンチョコレート


○リシマキア・リッシー(他の品種より寒さにやや弱いです)


○ロジャーシア・赤葉タイプ(ヤグルマソウの赤葉品種。お手頃価格。追加入荷)


○クサソテツ(追加入荷)


○マーガレット・スラッシュピンク(鉢花です。超・特価)


○プレクトランサス・ピンククリッカー(特価)



<樹木>


○オールドローズ・プロスペリティ(初めて入荷。たぶん特価。詳細は下記に


○斑入りコデマリ・ピンクアイス(MLサイズ。樹形良し)


○シルバープリペット(Sサイズ)


○パラ・グリーンアイス(SSサイズ・小さい苗なので、いきなり地植えより、鉢からがおすすめ)


○ヒメウツギ(追加入荷)


○ロシアンオリーブ(Lサイズ。追加入荷)




                      「オールドローズ・プロスペリティ」




                          こんなお花です。


ほとんどバラを扱わない当店なのですが、

昨年の「ブラッシュ・ノアゼット」「ロサ・グラウカ」「ロサ・センセーショナル・ファンタジー」などに

引き続き、樹形・状態・性質・価格すべてが気に入ったバラ苗は、たま~に仕入れています。

いつも少量なので、すぐになくなってしまいますが・・・・・・。


今回のプロスペリティは、とにかく樹形が◎! 低木好きの私たち夫婦にはたまらない姿。

「バラ苗」というより、ほぼ「花木苗」の感覚で仕入れてきました。



     下部からも、しっかりした枝がたくさん。本体はがっしりとして、根もよく張っている。


もしも、すべてのバラ苗が、これくらい仕上がった形で出荷されているのなら、

うちももう少し、バラを取り扱うのですが・・・・・・・。


バラにはあまり詳しくないので、よそで調べた基本情報です。

耐病性は普通レベルらしいのですが、耐寒・耐暑はけっこう強く、

「ブラッシュ・ノアゼット」と同様、半日陰でも開花。中輪・中香。四季咲き(返り咲き)が嬉しい。

房咲き、半ツル性で、コンパクトで扱いやすい品種のようです。


例によって、「お客さまにバラ栽培にチャレンジしていただきたい」というだけでなく、

「私たちがバラ販売にチャレンジしてみます」という商品ですので、

・・・・・・・・まあ、そんなような販売価格になっております。    野口英世ひとりでお釣りが発生。



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たらたらりん-LEAF HOUSE(リーフハウス)


■営業時間/10:00~17:00

(閉店時間以降にご来店の場合は、営業時間中に、お気軽にお電話くださいませ。)



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TEL:0287-74-3795 リーフハウス