庭造りの道のり ② | リーフハウスでたらたらりん

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那須の園芸店「LEAF HOUSE(リーフハウス)」です。宿根草・低木・多肉植物・アーティフィシャルフラワー、インテリア雑貨の入荷情報、
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こんにちは、hataです。
 

寒いですね~(x_x;) 那須町気象台の予報では、最低気温-9℃という文字がちらほら・・・・・・。

 

ところで、エルニーニョ現象というのは地理の授業で習ったような記憶がわずかにございますが、

 

 

今回はラニーニャさんらしいです。

 

 

だれ? 妹?

 

 

地球規模の異常気象になると、抗うよりも、素直に受け入れるほうが◎o(〃^▽^〃)o

 

 

なので我が家では、「頑丈」>「美しい」>「珍しい」という公式のもとで植物を選ぶように心がけています。

 

 

地域や土地にあった植物を探し出すのもまた、園芸の楽しさのひとつですね。

 

 

と、なるべく自分に言い聞かせているのです。

 

 

なんでも植えられたら嬉しいのですが・・・・・・ねえ。

 

 

 

 

さて、今回はふたたび、そんな庭造りの軌跡です。お暇つぶしにしていただけたら嬉しいです。

 

冬いっぱいかけて掘り出したたくさんの岩は、双子の丘(盛り土)をぐるっと囲むよう、土止めにしました。

 

 

この写真はその谷間のところ。

 

 

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石積みにおいては、石の顔(平らな面)の見極めが重要らしいですが、

 

我が家ではあんまり厳密には施工していません。

 

 

デザインを変更できるように、モルタルで固めたりはせず、ただ積んだり並べたりしてあるだけです。

 

 

そんな双子の盛り土のあいだに、中古の枕木で橋を架けて・・・・・・

 

 

 

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乗っけただけ(・∀・)?

 

 

 

 

こうした素人むきだしのラフな施工は、樹木や草花たちに、なんとかしてもらいます。

 

 

 

植物たちと一緒にガーデニングしています。みんな頑張れ。

 

 

下の写真は、初期の植栽をしたあと、反対側のシェードガーデン側から見た様子です。

 

 

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草木の見事なフォロー≧(´▽`)≦

 

 

この写真、現在の状態よりも、かなりスッキリしていて驚きました。

 

 

雨の多い地域では、アルケミラ・モリスは立ち上げ花壇のふちに植えるとうまくいきます(左手前)。

 

 

そんなシェードガーデンから、ぐるっと回って丘を登れるように、枕木で道を作ったようです。

 

 

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このエリアには、コナラやトネリコ、アオダモ、ヒメシャラなど、雑木の苗を植えました。

 

 

 

足元はユキノシタをグラウンドカバーに。庭に自生しているオカトラノオなどを大切にして。

 

 

山野草がいろいろ潜ませてありまして、可愛い花が突然咲いていたりします。

 

 

 

 

「ウッドランドガーデン」と呼ぶには、あまりにもミニサイズなのですが、

 

やがてできるだろう緑の天蓋、枝葉のトンネルを抜けるときの木漏れ日や紅葉を楽しみにしています。

 

 

そして、低い丘を登ると、こんな感じ。

 

 

小さな橋を渡って、庭の入り口付近へと戻っていくというコースです。

 

 

 

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さて。造園にはお金がかかります。

 

 

 

 

植物はじっくりと増やせますが、レンガや枕木たちは増えてくれません。

 

 

開業資金をとっておかなければならず、しかし庭造りも進めなければならず。

 

 

・・・・・・気持ち的に追い込まれるなか、「できるだけ安く済ませてみせようぞ」と決心を固めたところ、

 

 

今まで考えもしなかった、いろいろな楽しい挑戦ができるようになりました。

 

 

例えばこちら。2010年3月。庭の入り口の、石段を登ったところの様子です。

 

 

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L字に積んである黒いものは、プラスチックでできた球根箱。

 

某ホームセンターで、ひとつ50円で処分されていたものを、引越し用にまとめ買いしておりました。

 

 

これを骨組みにして、ささやかな腰壁を作ってやろうと決心したわけです。

 

 

網目状になっているので、無理やりモルタルをぬりぬり・・・・・・φ(.. )

 

 

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表面は、モルタル造形に詳しい方のブログを参考に、岩っぽく見えるようクラッキングしてみたり。

 

 

 

さらに、塗装に詳しい方のブログを参考に、エイジング塗りしてみたり。

 

 

油彩画にハマった時期があるので、こういう重ね塗りはちょっと好きな私。(*´σー`)

 

 

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ついでに庭土もグリグリとすり込んでみたりヽ(゜▽、゜)ノ

 

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このコーナーは、石段の下に立ったときに目線の高さになります。

 

なので、背の高い草花はあえて植えずに、

 

 

カーペットカスミソウ、アジュガ、イブキジャコウソウなどのグラウンドカバーを主役にしました。

 

 

矢板市の農家さんに譲っていただいた、道際に生えているツルマンネングサと、

 

 

最後の東京での生活中に、タネで増やして連れてきたオダマキも添えてみました。

 

 

翌2011年の春には、下の写真ような感じに。

 

 

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石段を登って庭に入るさい、ほんの数歩ですが、

 

 

 

ヤマボウシの枝葉がつくる薄暗いトンネルをくぐることになるので、

 

 

奥はさんさんと明るく、実際よりも広いように感じられます。

 

 

ふにゃっと歪んだモルタル腰壁とレンガ敷き、中央のアイアンポットがフォーカルポイントになって、

 

 

手書きの絵のように、景色が柔らかく見えます。

 

 

手作りというのは大変で嫌になるときもありますが、こうした嬉しい効果が得られます。

 

 

そして、このモルタル腰壁は5千円くらいでできました。これこそが肝心ヾ(@°▽°@)ノ

 

 

 

 

 

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那須はけっこうな酸性土壌なのですが、強アルカリ性のモルタルのおかげで中和されるのか、

 

カーペットカスミソウがここではやけに元気です。

 

 

アルカリ好きな植物は、ブロック塀やモルタル外壁の足元に植えると、

 

 

意外とうまくいくと言われていますね。

 

 

 

長くなってしまいましたので、今回はこのへんで。お付き合い、どうもありがとうございました☆

 

 

 

再来週は回想録の最終回、私たち夫婦が「メドウガーデン」と呼んでいる日向の草花のコーナーと、

 

 

小さなコニファーコーナーの施工を振り返ってみたいと思います。

 

 

それでは、またまた(‐^▽^‐)

 

 

いまさらですが、顔文字使うのが楽しくて楽しくてしょうがないhataでした。

 

 

来週はいつものnamiさんですよ~(。・ω・)ノ゙

 


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