8つの病院を回る | 1%の努力の『百年セラピー』

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顔のシミが、性格の超悪いじいさん先生のおかげで、

国○○ンセンターで悪性黒色腫と診断され、

さらに乳がんがわかった私は、

猛烈に勉強を始めました。






顔のシミは、親戚の医者に任せておけば悪いようにはしないだろうという、

自分の甘さ・バカさ加減を痛感したからです。





弟が1歳半のとき疫痢になって、

病院で下痢止めを処方されて、体中に毒が回って1晩で亡くなったことや、

母が胃潰瘍の手術時の輸血が原因でC型肝炎に苦しんでいたことなども、

自分の体は自分で守らなくてはと思ったのだと思います。





本は段ボール箱4つからあふれるくらい購入して読み、

ネットを検索し、

乳がん患者のメーリングリストにも入りました。





悪性黒色腫も乳がんも、そのまま○立が○センターで手術するのが当然だったのでしょうが、

乳腺の医師が診察のとき、パソコン入力もおぼつかないがわかって、(信じられない)

この人にたった一つしかない私の胸と命を預けるのは嫌だと思い、

納得できる病院・医師さがしの旅にでました。



本やネットで、この人ならと思う医師を訪ねてあちこちの病院に行きました。
5センチほどある乳がんですので、全摘を覚悟していましたが、 
温存と放射線でやるという医師もいて、
いろんな医師に診てもらうと、見解ややり方がそれぞれ違っていました。
悪性黒色腫の手術も一緒にするということが病院探しを難しいものにしました。





そんなとき、ある乳がん患者のHPの詳細な体験談に共感するものがあって、

その病院と医師を教えてもらって、診察を受けました。

東京○科歯○大学病院のO先生です。

悪性黒色腫のほうも同じ病院のM先生が一緒に手術してくれるとのこと。

どちらの先生も、ちょっとした会話の中に信頼できる人間性が感じられ、

この二人に任せようと即座に決めました。





ガンがわかったときの、恐ろしさに打ちのめされた真っ暗な状態から、

たくさん本を読み、ネットを検索し、病院巡りをしているうちに、

自分のガンを客観的にみることができて、

自分なりに出来上がっていたイメージと、この二人の先生の考えが一致したからでもあります。





8つ目の病院ですっかり納得して、ルンルンで入院しました。

やるだけのことをやっという達成感もあり、幸せな入院生活でした。





私は8つも病院を回るいわゆるドクターショッピングをしたのですが、

大事な買い物をするときは、ネットや本で情報を集め、

あちこちのお店を回ると思うのです。

ましてや、たった一つしかない命を預けるのですから、当然だと思います。





それに、医師も自分と同じ、しょっちゅう間違いをする人間だし、

医者になった同級生や、教え子たちを思い浮かべると、

慎重にならざるを得ませんね。