さみーなー、と思ったら外は雪が積もってんじゃん。

ぶるるい。見なきゃ良かった。よけい寒いな。


“ほろ酔い”ジャンルのブログだから、今月の「ほろ酔い」具合を振り返ろう。



121日 昼に病院で採血とか定期診断。夜は和食料理屋で接待仕事。

2日 今夜もホテルで宴会接待。抗がん剤・7サイクル目が始まったというのに、抵抗むなしく「おねーちゃんの店」とか、深夜まで付き合わされる。(ホント、苦手)

3日 村上市の瀬波温泉でお泊り会議。宴会場ではセーブするも、二次会処で若いねいちゃんが泣き出すやらなだめるやらで熱燗ぐびり。翌日は本社重役をシャケの見どころへご案内。
stageⅣの、ちょい呑みブログ-村上の鮭
(↑重役をご案内した村上・鮭の塩引き、ぶらさがり風景)

7~9日 定期入院。錠剤の抗がん剤「TS-1」に加え、点滴による「シスプラチン」注入。午前退院、午後仕事。

10日 五泉市咲花温泉にてお泊り会議。招いた講師が幸いに下戸だったので、温泉メシを肴にチビチビ飲んでさっさと寝る。

14日 職場の忘年会。そこそこ呑む。

15日 仕事のついでだが久々に銀座へ。東銀座の仏料理「パリの朝市」でコース料理を知人と堪能。二日酔いで飲めないという知人の分までワインを呑んじゃい。ここは料理もなかなか、スープがとても旨い。そのあと「ライオン7丁目店」のビアホール・ビールで〆る。

16日 東京・番町の居酒屋で、同僚の一周忌を元部下の巨乳M子らと。47歳で逝ったやつを弔いながら、ついつい大酒飲む。

20日 仕事の帰りに村杉温泉泊。ここは癌に効くとかいう「天然ラジウム泉」。ぬるい湯にゆったりつかり満足。部屋では囲炉裏に炭が入り、スルメや地元野菜で作られた肴で酒も進む。露天やら蒸気やら4箇所ある浴室に、合計8回ほど入浴する。ああ♪また来たいな。

21日 東京日帰り出張後に、駅前で居酒屋談議。仕事の話だが酒が進んでしまう。

22日 抗がん剤の服薬終了日。仕事つながりの遊び仲間・男女6で忘年会。鼻血まで出しながら、記憶がなくなるまで呑む。(翌日、貧血で倒れてしまったが、そういえばこのときの鼻血はなかなかの量だったような)

23日 休みで映画の待ち列並んでたら急なめまいで倒れる、さすがに今日は酒抜き。

24日 イブだから、家で焼肉とビール

25日 クリスマスだから、家でお刺身と茹で蟹とかで日本酒・燗酒

26日 「今日はピザ屋は暇に違いない」と、宅配ピザ頼んでビール。


・・・でいま、健康な気分で、おやすみー。

(ちょっとやり過ぎたな、と思いつつ)






セガレ「とーちゃん、イナイレの映画連れてって」

オヤヂ「INA・・・イレ?変わってるな、便器物語か?」

セガレ「あのさ、先着100人にお守りとかグッズがもらえるんだよ」(親父のベタ・ジョークを無視する小4

オヤヂ「たった100人かよ、無理だな」



というわけで、イナズマイレブンというサッカー・アニメの上映初日に近くのシネコンへ連れてくことに。調べたらやっぱり先着100人じゃなくて先着百万人にプレゼントだった。全国とはいえ、それもすごいな。


どーせ田舎の映画館、と思い上映30分前に行ったら、これまで見たこともない長蛇の列。見ようとした時間帯はSOLD OUT。仕方がないので次の回のチケットを確保するため長い長い列の最後尾に並ぶ。

なかなか進まない。

ちょっとしか進まない。

40分経過。

いつまで並ぶことやら。

あれ、なんかめまいがしてきた。

冷や汗も出てきた。やばい。これはオカシイ。(ふうらふら、ばたり)

「あんた大丈夫?・・・顔色が真っ白、横にしてなきゃ」

近くにいた看護師やってたらしい親切なおばちゃんがオレの腕を取り脈やら顔色やら見て介抱する。

「ひどい貧血だわ」

何とか立ち上がるが、並び続けられそうもない。

「私たちがお子さんの分のチケット、買いましょうか」

前に並んでいた家族連れの母親が親切に声を掛ける。

「お願いします」(ああ、なんて優しいんだ)


・・・その後、警備員らに担架で運ばれ、救護室のベッドに横たわる。

しばらくしてセガレが、次の回のチケットと先着百万名様限定プレゼントをゲットできてベッドの脇に。


セガレ「とーちゃん、大丈夫か」

オヤヂ「平気だ。ちょっと寝るから、チケットのおつりでゲーセンで遊んでいいぞ」

1時間ちょっと横になって、セガレも戻ったので帰ることに。


オヤヂ「おい、かーちゃんには言うなよ

セガレ「ダメだよ。言うよ」

オヤヂ「言うな」

セガレ「えー、でも」

オヤヂ「言うな」

セガレ「分かった



ウチの息子は、中1の娘に比べてすこぶる口が軽い。今まで何度かヤバい家庭内の会話を外部に漏らして悶着をおこしていたのだが。・・・この倒れた話は今日現在、なぜか妻にバレていない




それにしても、名前も住所も聞けなかったが、元看護師のおばちゃんと前に並んでいた女性の親切には嬉しくて仕方がない。ただただ感謝。助けてもらうって、本当にありがたい。


stageⅣの、ちょい呑みブログ

とても蟹(本ずわい)が好きだ。

かにと枝豆(新潟黒埼の茶マメ)があれば、ゴキゲンなお酒に。


近所のスーパーで一年中、ロシア産あたりの活かにが1000円前後で売られているので、必ず生きたやつを買う。


小さくても、生きたやつが旨いのだ。


これを大鍋に15分から20分くらい水から塩茹でにする。


あつあつの茹でたてを、足ではなく身のほうを中心に食べるのだ。


足は子どもが食べなさいよ、と。だって実は甲羅の中の身のほうがミソもからまり旨いから、子どもには勿体ないのだ。


でも今年のかにはちょっと高い。


癌になってから、日本酒はちびりと2合くらいで止めていたが、蟹だと自制がきかない。


しっかり堪能するのだ、熱燗とともに。