彼女が、病気と知って2ヶ月目、


「貴志、私入院するの、思ったより、事態が深刻なんだって、あと6ヶ月も持つかどうか」


「なーに、言ってんだ。お前なら大丈夫だ。ちゃんと、お見舞い行くから。」


「うん」


気づいていた。だんだん、やつれていく彼女を見ると、つらかった。彼女のガマンも限界のようだった。


彼女は泣いていた。もうたぶん、ずっと、病院にいなきゃいけない、6ヶ月も、もたないかもしれない、そし


て、彼女の好きな星が見れないかもしれない。そんな、不安があるのに、僕の前では、強がっていた。


そろそろ、七夕か、そういえば、あいつ、星が好きで、特に七夕が好きだったな。よし


              続く



  そろそろきつくなってきたよ、やばい、俺、センスないわ

話が少し急展開になります。


最初の1ヶ月、彼女と僕は、何事もなかったかのように、過ごした。大学へ行き、アルバイトをし、


そして、デートをした。デートでは、遊園地へ行ったり、映画を見たり、一緒にご飯を食べたりして、


笑ったり、泣いたりして、過ごしていた。でも、ときどき、ふっと、彼女は悲しい顔を見せた。


つらい、もっと生きたい。そんな顔を見るたび、僕は、胸が締め付けられるようだった。


何で彼女なんだろう。そんな、思いが、頭の中をよぎった。


                 続く



いい話なんだけど、ちょっと自信がない

「貴志、私ね、がんなんだって、でもう手遅れで6ヶ月しか生きられないんだって」


「恵?うそだろ、そんな」


俺は、尾崎貴志、大学4年生


彼女は、藤崎恵、同じく大学4年生。


彼女との出会いは、アルバイト先だった。


完全に俺の一目惚れ。


そして、がんがんアプローチして、付き合うことができた。


その彼女が思いもよらないことを言ったのだ。


あと、6ヶ月、たったそれだけ?それだけで、恵が死ぬ。うそだ、うそだ、うそだ、うそだ、うそだ


「貴志そんな顔しないであと6ヶ月もある。6ヶ月幸せに過ごそう。」


なにを、落ち込んでいるんだ俺は、彼女のほうがつらいに決まってる


「ああ、あと6ヶ月、幸せに過ごすか」


強がってはいたけど、心ではないていた。多分彼女も・・・

「カキーン」


「ウソだろ、きれろー」


「ファール」


「命拾いしたな。今のお前になら負ける気がしない」


「おしかったなー。今の。やっぱり、帝徳か」


また、同じことになるのか、また俺は、人から野球を奪うのか。うわーーーーーーーー。


「ボール」


「ボール2」


「ボール3」


はぁーはぁー、何やってるんだ、俺は敵をとるんじゃないのか


「・・・先輩、鷹島先輩」


「え!!なんだ野上」


「なんだじゃないですよ」


「悪い次はしっかり入れる」


「なんで、なんで、僕たちを頼ってくれないんですか?」


「!?」


「確かに、僕たちは先輩ほど上手じゃない。でも、だからって、一人でやんなくたっていいじゃないですか」


「野上」


「僕たちだって覚悟はできてます。先輩が打たれたのならしょうがないと思えます。


だから、逃げないでください」


「悪かった。俺一人でやりすぎてたわ。わかった。お前らに任す。頼むぞ!!」


なにやってたんだ、俺は、あの時も、今も一人でやって、一人で後悔して。今は、みんなを信頼して


橘に、この試合に勝つ。


ズドーン


「ストライーク」


「なに、俺が空振り?」


俺は、勝つ


「カキーン」


「ファール」


「カキーン」


「ファール」


「カキーン」


「ファール」


「さすがだな、橘」


「いや、橘が押されている。現に2球目から、ボールが前に飛んでない」


「カキーン」


「ファール」


「はぁはぁ、いくぞ、橘、これが最後だ」


「こい、打ち砕いてやる」


「うぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


「はぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


ブン


「ストライーク、バッターアウト、ゲームセット」


勝った?勝った!みんな、俺、勝ったぜ


「鷹島先輩。ありがとうございました」


「いいんだ、これで悔いなく辞められる」


「辞めちゃうんですか?」


「みんなと約束したんだ」


「あんなに、楽しそうだったじゃないですか。」


「悪い、お前たち俺の分まで、楽しんでくれ」


「まーた、あんたは意地っ張りなんだから」


「ことね!!」


「やりたいんでしょう、野球」


「でも、俺」


「勝ち逃げか?」


「橘」


「今回は1打席だけだったからな。次は地区大会で勝負だ」


「だから、俺は」


「いいな、辞めんじゃねーぞ」


「鷹島先輩」


みんな、いいかな、やっても、いや、やるよ、俺、野球好きだから


「しゃーねーな、入ってやるよ。俺がいねーとだめらしいからな」


「先輩」


「抱き着くんじゃねーよ。気色わりーなー」


みんな、俺、もう一度野球始めるよ。野球が好きだから。





「ほら、早く、みんな、ポジションについてるよ」


「わかった、わかった。」


野球ってやっぱりおもしれー


「プレイボール」


                           完


これで、プレイボールは終わりです。


見てくださった方ありがとうございました。



ズドーン


「ストライク2」


「あいつたしか、鷹島蓮」


「知ってるのか、橘」


「ええ、中学校の頃、大会であいつの球を打ちました。」


「どうだったんだ」


「3打数1安打、1ホームラン、2打点しかも、サヨナラ」


「じゃあ、打てるんだな」


「まえ、打ったのは甘い球でしたし、当時は打てなかったでしょう。でも、今なら・・・」


「打てるんだな頼むぞ。」


「はい」


ズドーン


「ストライク3、バッターアウト、チェンジ」


「すごいじゃないですか。あの帝徳をストレートだけで、3球三振」


「まあな」


みんな、ごめん。でもやっぱ野球楽しいわ。今日だけ、今日だけ許してくれ。


「なに、やってるんです。チェンジですよ。」


「はや、打てよな、ま、いいか」


「あと3人しっかり押さえてください。」


「おう。」1番からでも今なら打たれる気がしない」


「いくぜ」


ズドーン


「ストライク」


よし2球目


「カキーン」


なんだ、キャッチャーフライか、ふー


「ワンアウトー」


ズドーン


「ストライク」


ズドーン


「ストライク2」


ズドーン


「ストライク3、バッターアウト」


「2アウトー」


「あの帝徳が負ける?あと一人で?うそーすげー」


「あと一人ですよー先輩」


あと一人?1対0、あの時と一緒? うわぁーーーーーーーーーーーーーーーーー


「先輩?」


「大丈夫だ。もどれ」


あと一人、あと一人、はぁー、はぁーくそ、どうしちまったんだ。おれのからだは


「ボール」


「ボール2」


「ボール3」


「ボール、フォアボール」


「先輩どうしたんですか。落ち着いてください。次は4番ですよ」


「久しぶりだな鷹島」


「お前は橘?」


「この状況はあの時と似ているな。1対0、2アウト、ランナー1塁、


サヨナラのチャンスそして俺」


「うるさい、だまれ」


「ま、今回も俺が打って終わりだ」


「戻れ、野上こいつは俺が倒す」


「先輩」


「いいから、いけ」


絶対に許さん。俺たちの野球部をつぶした男。こいつだけは、


くらえ


「甘いな、鷹島」


え!!


「カキーン」

あの、今からタイトルの意味説明します。野球の試合開始と主人公がもう一度野球をする、人生を始める


こととかけてます。なぜ今かというと、最初に行ったらネタバレやん。てことっで本編スタート



「おい、野上、鷹島先輩来てないぞ」


「みんな!!鷹島先輩きっと来る、だから、それまで、僕たちで頑張ろう!!」


「野上、そうだなやってやろうぜ」


「いいか、相手校の校長から最初から全力でと言われている。弱小だと思って油断するな」


「はい」


「プレイボール」


「なにやってんのよあいつ始まっちゃたじゃない、ほんと世話かかるんだから。」


「おい、まだこないぞ、さすがに限界。」


「みんな、ごめん。本当は今日鷹島先輩は来ない。」


「え!!それじゃ今日の試合」


「ああ。今日が、最後の試合になるかもしれない。だから、楽しんでやろう。今までやってきたこと全部出し


切ってさ。なーに、まだ試合は、4回もある元気出していこうぜ。」


「おう」


最後の野球かもしれない。その思いが愁冷ナインの結束力を強くした。


「おい、お前ら、私は最初から本気を出せといったんだ。まだ1点もとれてないぞ。どうなっているんだ」


「お言葉ですが、監督このチームの結束力は本物です」


「橘、さっさとお前がうて、4番なんだからな」


「なあ、みんな、1試合だけならいいよな、でもやっぱり」


ピンポーン


「ことね!!」


「なにやってんのよ、あんたは試合始まってんのよ」


「・・・」


「いいから。来てみなさいよ。みんな頑張ってるよ」


「おいちょ、引っ張んなよ」


「え!!8回で1対0、勝ってる?これ2軍か?」


「ちがうわ、みんなあんたが来るまで頑張ってたのよ。でもそれも、もう限界、見て、満塁のピンチ。


2アウトだけど、ピッチャーの子もう限界よ。」


「ことね、俺」


「行ってきな、ちゃんと活躍してくんのよ。」


「ああ!!」


「野上どうする、2アウトだけどランナー満塁」


「ここまで頑張ったけどもう」


「なにへこたれてんだよ」


「鷹島先輩!!」


「悪い遅れた」


「遅いですよ。もう。」


「ここまでよく頑張ったな、勝ってるなんて奇跡だぜ。後は任せろ」


「はいお願いします」


「投球練習はいらん。すぐやるぞ」


「え!!」


「プレイ」


ズドーン


「ストライーク」


みんなごめん。でもやっぱ野球は楽しいぜ。


「なんて球だ、今の一球で会場が静まり返った。これが、先輩の実力?」

「ねー聞いた?」


「なになに?」


「うちの野球部、明日の練習試合勝たないと廃部らしいよ」


「へーなんで」


「うちの野球部弱いから、部費の無駄だって」


え!!だからあいつ泣いて・・・でも俺には関係ないし


「へーそうやって帰るんだ」


「ことね?」


「あんたも聞いてんでしょ負けたら廃部だって。まるであのときのわたしたちじゃない」


「でも、俺は野球をやめたんだ。いまさら」


「ばっかじゃないの。あのこをあの時の私たちのようにするき?野球ができないつらさは私たちが1番知っ


てるじゃない」


「俺だって、俺だって野球やりてーよ。でもあいつらは俺のせいで野球をやめることになったんだ。


俺だけが楽しくできるかよ」


「自惚れないで。あんた一人ごときで勝敗は決まらない。ただ、あんたはみんなのせいにして


野球をこわがってるだけ」


「ちがう」


「はいこれ。ユニフォームあの子があんたにって。彼きっとまってるよ」


「でも、俺・・・」


「じゃあ明日グラウンドで」


「おい」


あの子をあのときの私たちのようにするき?


あんたはみんなのせいにして野球を怖がってるだけ


野球ができないつらさは、私たちが1番知ってるじゃない


ことねの言葉が心の中でこだました。


「みんな、明日だけ、明日だけならいいよな。ゆるしてくれるよな」





くそ、くそ、くそ、本当になんなんだあいつは野球はやめたといっているのに、あーーーーくそ



ザーザー



さすがにこんなに雨が降っていれば来ないか・・・帰るか


「!!おまえずっと外で」


「はい、いよいよ明後日になってしまいました。お願いします。」


「悪い」


「くそ、僕だって僕だってあんたなんかの力なんてかりなくても戦いたいんだ。でも僕らには実力がない


もうあんたを頼るしかないんだ。ちくしょう。ちくしょう」


「おい、ちょうまてよ。」


あいつ泣くほどでもおれは・・・

キャラクター紹介


海原琴音・・・蓮の幼馴染、中学時代野球部のマネージャーをしていた。


愁冷高校・・・蓮の通う高校。


帝徳高校・・・愁冷高校と同じ地区で全国常連の強豪校


今回は出てこないかも、では本編スタート



はぁーあいつなんなんだよ。人の心にずかずか入ってきやがって・・・



「はっ」 


しまった寝ていた。また、あの夢だった・・・学校行くか


「鷹島さん」


「またお前か。言ったろ、俺は野球をやめたんだ」


「そこをなんとかお願いします。今度の練習試合にでてください」


「練習試合なら俺なんかでなくても」


「相手校があの帝徳なんですよ」


「帝徳!なんでまた」


「校長が勝手に・・・とにかくお願いします」


「悪い、他をあたってくれ」


「ちょっと・・・ちくしょう・・・」




ここで、キャラ紹介


鷹島蓮・・・ポジションピッチャーだが、中学3年生のころ、野球をやめた。高校3年生


一応これから出す、予定のキャラ


野上信一・・・ポジションキャッチャー、明るい性格、野球バカ、高校2年生


とりあえず、主要キャラだけってことで本編スタート


 

早いな、もう3年にもなるのか。野球をやめてからそれほど野球が強くない高校に入った。



さあて学校行くか。


「あのーすいません。鷹島蓮さんですよね。」


「そうだけど、君は?」


「2年の野上信一です。野球部です。」


「野球部!でなんか用?」


「野球の助っ人頼みたくて」


「悪い、俺、野球やめたんだ」


「ちょっと待ってくださいよ。見ましたよ、試合、あの速いストレート、よく曲がる変化球もうほんとすごくて」


野球の話になると熱くなるタイプか


「見たなら、わかるだろ、最後のサヨナラ、俺なんて使えないだろ。じゃあ」


「あ、ちょっと」


なんなんだあいつは、俺は野球はやめたんだ、くそ。