2024年度の全国学力・学習状況調査の結果が公表されましたね。
この調査は、お子様の学力と学習状況を把握する重要な指標となります。
今回は、調査結果の概要と、それを踏まえた学習塾の役割について考えてみたいと思います。

 調査結果の概要


小学校6年生の結果

- **国語の平均正答率**:67.8%
  - 昨年(2023年度):68.5%
- **算数の平均正答率**:63.6%
  - 昨年(2023年度):64.2%

中学校3年生の結果

- **国語の平均正答率**:58.4%
  - 昨年(2023年度):59.1%

 昨年との比較


小学校国語

昨年度と比較して、小学校国語の平均正答率は若干の低下が見られました。特に
「読むこと」
(昨年:71.2%、今年:70.8%)
「書くこと」
(昨年:69.0%、今年:68.5%)の分野で微減が見られます。

読解力と表現力は学力の根幹ですから、トレーニングが必要なことがわかりますね。
特に小学生は、中学生、高校生と比べて、国語に時間を割きやすい時期でもあります。
早めに国語力を鍛え出すことで、その後の学習全体にも良い影響が出るので、ある意味、国語学習の最重要時期と言えるかもしれませんね。


小学校算数

小学校算数の平均正答率も昨年よりやや低下しました。基本的な計算問題や応用問題において、全体的に良好な結果が見られましたが、特定の応用問題での理解度に課題が残ることが分かりました。

応用問題の理解度については、国語の影響も大きいのと、速さの「みはじ」に見られるような、簡略化した、本質的ではない理解の仕方が広がっているのもあるかも、とも思います。


中学校国語

中学校国語では、昨年度と比較して平均正答率が若干低下しました。特に
「読むこと」
(昨年:49.0%、今年:48.3%)の分野での課題が顕著です。文章の要約や重要な情報の抽出に苦労している生徒が多いことが分かりました。

小学校に比べて、テキストの難易度も上がり、より抽象的な思考が求められるようにもなります。
語彙の蓄積の差が大きくなってくるのもこの時期ですね。

昨今の子供の語彙不足は、snsの影響が大きいと感じます。


 学習塾の必要性


個別最適化された学習

学校教育では対応しきれない個々の生徒の弱点を、学習塾では的確に把握し、個別に最適化された学習プランを提供できます。これは、GIGAスクール構想が目指す「個別最適化」を補完し、さらに強化する役割を果たします。

協働学習と個別最適化学習を組み合わせた生徒の正答率が、片方だけ、もしくはどちらもしていない生徒に比べて良い結果が出ています。

学校教育も時間が限られていますから、全部をカバーするのは難しいですよね。個別指導塾はきれいに補完関係になれるのかなと思います。


読解力強化プログラム

読解力はどの学年でも課題になります。
当塾では、特に小学生向けに、様々な読解力向上に特化したプログラムを提供しています。これは、読解力不足を改善し、高校受験や将来の学習に備える上で非常に重要だと考えています。


 まとめ


2024年度の全国学力・学習状況調査の結果は、お子様の現在の学力状況を示す重要な指標です。しかし、学校教育だけでは対応しきれないだろう課題も見えてきましたね。

がんばる学園高田校は、これらの課題に対して個別最適化された学習環境を提供していきたいと考えています。お子様の潜在能力を最大限に引き出す役割を果たせれば嬉しいです。

お子様の将来のために、学校教育と学習塾での学びを効果的に組み合わせることをご検討ください。個々の生徒に合わせたきめ細かな指導は、お子様の学力向上と将来の成功への大きな一歩となるはずです。