9月の学力診断テストの結果も出て、
いよいよその点数を見ながら、
リアルに志望校を決めていく必要がある時期に入りました。
この時期によく伺う悩みとして、
頑張ってギリギリで進学するのと、
1ランク落として進学して、余裕を持って高校生活を送るのと、
どっちがいい?
というものがあります。
それぞれ一長一短がありますが、結論としては「その子の性格による」です。
ちなみに、学力診断テストをお持ちいただければ、進路相談もお受けしますので、悩んでいる方がいらっしゃたら、ぜひお声がけくださいね。
自信がないから下げるのは、ギリギリでいい
まず、本当は学力的に自信がないから下げるというのであれば、決断は焦らなくていいと思います。
9月の段階の学力=入試時の学力ではありません。
現に、9月から12月で100点以上点数の上がる生徒も毎年います。
この理由で早めに志望校を下げると、さらに下げることになりがちなので注意してくださいね。
志望校選び=環境選び
高校の選択というのは、大事な3年間を過ごす環境の選択とも言えます。
自分に合った環境を選びたいですよね。
頑張ってギリギリで進学した子はどういう環境に入るかというと、
自分と同じくらい、もしくは、自分よりもレベルの高い子に囲まれる環境です。
なので、学年順位がなかなか上がらず、自信を無くすということもあるようです。
一方で、レベルの高い子、意識の高い子に囲まれることによって、なにくそと頑張って、引っ張り上げられる場合も多いです。
自分がどちらのタイプか、よく考えてみてくださいね。
1ランク落として進学する環境は、
学年順位が上げやすく、指定校推薦も取りやすくなる環境といえるかもしれません。
一方で、周りとの勉強への意識の差に引きずられたり、油断して勉強に一所懸命になれないかもしれませんね。
その子の性格によってより良い環境は違うので、まずは自分がどっちのタイプか考えてみることが大切ですね。
ちなみに、偏差値のランクが1つ違うからと言って、高校が特別な授業をしているというわけではありません。
内容はほぼ一緒です。
違いが一番大きいのは、求められる予習量かなと思います。
予習量の多い学校は進度も速いです。
進学後も継続して勉強できるか次第
個人的には、よりレベルの高い環境に身を置いた方がメリットは大きいかなと思います。
1ランク下げたからといって常に上位にいられるかと言えばそんなことはなく、
いずれにせよ、高校に入ってからも継続して勉強できるかどうか次第。
入学時の学力と学年順位には、それほど強い相関関係はありません。
厳しい環境で焦ってがんばるよりも、温い環境で油断しないことの方が難しいかなと思います。
もちろん指定校推薦などを視野に入れて、高1から継続的にがんばるのなら、1ランク下げて進学するのも全然ありです。
ただ、3年間がんばるのはわりと大変なので、性格的にそれができるかはよく考えてみてくださいね。
というわけで、
志望校選びは、自分の高校3年間の環境選びです。
今後を見据えて、自分にとってよりよい環境を選んでください。
ちなみに、大学受験でも同じことが言えるかなと思います。
高偏差値帯の大学は、やはり優秀な学生が多いです。
朱に交われば赤くなるのが人間というもの。
良い環境目指してがんばりましょうね。
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