最近、小学生の入会が続いていて、
いろいろお話を伺う機会が増えているのですが、
いつから塾に通わせるか
という点について、
お話ししたことをまとめてみます。




いまいる子どもたちの傾向



いま、がんばる学園高田校に通っている小学生で
一番人数が多いのは5年生です。
3,4年生から来てくれている子もいますし、
この春から来てくれている子もいます。

今までの傾向からも、
塾は高学年から
とお考えのご家庭は多いのかなと思います。

入塾前は公文さんや学研さんに通っていて
そこから移ってこられる方も多いですが、
初めての塾という方も多いですね。


受講教科では
国算の2教科の方が一番多いです。
あとは英語を受講している子もいます。

授業以外でも、
家や学校が近い子は、
自習席で学校の宿題を毎日しに来てたりもします。
小学校のうちに習慣ができるのは大きいですよね。



どの教科を習うのかの判断



通塾を考えるポイントであったり、どの教科を選ぶかについて、ご相談時にお話しした内容ですが...


まずは算数ですが、計算があやふや、計算間違いが多いという場合は、最優先で受講をおススメしています。

計算間違いにも原因があり、「ミス」と思っていると改善されずに進級していくことになります。

また、計算間違いが続くと、「自分は算数/数学が苦手だ」という意識が芽生えてしまいがちです。

本当なら理解できるのにです。
本来なら到達できるレベルに、計算ができないことで到達できないのではもったいないですよね。

算数/数学の土台は計算力。
小学生には全員、割り算の計算トレーニングに毎授業の頭に取り組んでもらっています。
基礎の反復練習は、スポーツの体幹トレーニングのように、時間をかかっても確実に効いてきます。


次に国語ですが、正直国語は全員に受講してほしいと考えています。

国語力は全教科の土台、もっと言えば、思考の土台になります。
取り組んで損になることはありませんし、時間や勉強の難易度に余裕のある小学校のうちに、時間をかけて養成していってほしいのが正直なところですね。

国語の基礎になるのは語彙力です。
言葉はレゴのパーツのようなもの。
たくさん持っていてマイナスになることはないですし、いろんなパーツがあれば、創造のバリエーションも、アイデアも増えていきます。

語彙力を鍛えるためには、まずは漢字をしっかりと読み書きできることですね。
面倒がって何でも平仮名で書くような習慣があるなら、早めに対処した方が良いですね。

また、知った言葉も使わないことには定着しません。
学習において.アウトプットが最も大切です。
言葉の定着には短作文がとても効果的です。
作文や記述問題が苦手な子はぜひこの練習をしてほしいです。


英語については、塾では中学英語の予習を中心に、読み書きの練習をしていきます。
アルファベットから始まり、単語の読み方のルールであるフォニックスの基本や、単語の覚え方なども教えます。
最初に知っておくと勉強の効率が上がりますよ。

とはいえ、第二言語は母語の上に積み重ねていくもの。
国語の方がプライオリティは上です。
早いに越したことはありませんが、小6からでも十分間に合うかなと思います。


もちろん、現在の到達度や今後の目標などによって、取り組むべき内容は異なります。
ですが、個別指導ですし、一人ひとりに合わせた取り組みをご提案できるかなと思います。



さて、夏休み間近。
有意義な夏にしたいものですね。