読解力を測る「Alexsandra問題」というものがあります。
問
Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。
この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。
Alexandraの愛称は( )である。
1.Alex
2.Alexander
3.男性
4.女性
この問題、中学生の正答率が約4割弱、高校生でも7割弱とのことです。
正解は1.Alex
ですね。
誤答は4.女性が多いそうです。
「読解問題が苦手」問題
「読解問題が解けない」
というお話は保護者の方からよく伺います。
国語も言語学習なので、基本は英語の勉強と同じだと思うんですよね。
まずは語彙。
次に文法。
語彙を鍛えるには、小学生なら漢字の勉強が効果的なので、
例えば漢検に沿って、
行ける人は飛び級でどんどんと、
漢字の勉強を通して語彙を増やすのが良いかと思います。
英検と違って漢検は、勉強の仕方が分からないということはないですし、
目標を高く持って取り組みやすく、
飛び級で合格すれば確実に自信につながります。
先取りして漢検を進めた子が、読解問題が安定してくるという話もよく聞きます。
まずは語彙。これは間違いありません。
次に文法ですが、これは文法問題が解けるかどうかというよりも、
きちんと文が読めているかというお話。
この「Alexsandra問題」の誤答がそうですが、
指導していると「助詞の読み飛ばし」で、単語のつながりがあやふやになっているのかなと感じる場面が多いです。
例えば
「女性の名Alexandraの愛称であるが」の部分は
「女性 Alexsandra 愛称」
「Alexandraの愛称は( )である。」という問題部分を
「Alexsandra 愛称 ( )」
と名詞部分をつないで他を読み飛ばすことで起こるのかなと思います。
こうした読み飛ばしが増えるのも、SNSでのやり取りの比率が高まっていることも一因のように感じますね。
助詞の読み飛ばしに効くのは、一見地味ですが音読だと思います。
江戸時代の寺子屋では「読み書きそろばん」が教えられていたそうですが、
読み書きの勉強に漢籍の音読が行われていたそうです。
古典的ではありますが、
言葉の理解に音読は効果的ですよ。
小学校の宿題でよく出ていると思いますが、
保護者の方は、根気よくお子様がすらすら読めるまで付き合ってあげてくださいね。
がんばる学園高田校の国語指導では、
小学生も中学生も、語彙を増やすことは必須としています。
語彙はLEGOのパーツのようなもの。
たくさん持っていて困ることはありません。
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