IBC杯 第28回 青藍賞(M2)

盛岡競馬場3歳以上オープン・ダート1600m 

9月13日(日) 18:00発走

 

“Road to 南部杯”青藍賞の創設は1993年。第1回から第7回まで2000mを舞台に行われましたが、第8回(2000m)以降は1600mが舞台。1着馬にはJpnⅠ「第33回マイルチャンピオンシップ南部杯」(10月12日)の優先出走権が与えられます。昨年はエンパイアペガサスが優勝。トーホウエンペラー以来の2連覇を果たし、貫禄の違いを見せつけました。

 

【注目馬情報】

★ヒガシウィルウィン

東京ダービー、ジャパンダートダービー(JpnⅠ)を制した超大物が岩手入り。注目の初戦に青藍賞トライアル・すずらん賞を選び、約1年ぶりの美酒を味わいました。今回は4ヵ月ぶりの実戦を叩かれて気配アップ確実。来たる南部杯に向けて勝利はもちろんのこと、レース内容にも熱い視線が集まります。

 

★パンプキンズ

昨シーズンは東北優駿(岩手ダービー)、ダイヤモンドカップ(レース順は当時)の二冠を獲得。以降は白星から遠ざかっていましたが、今年5月、準重賞・あすなろ賞を逃げ切って圧勝。強豪相手にひるまず挑戦し続けた成果が見事実りました。ここでも自分の競馬に徹し、攻めの一手。気分良く逃げればアッと言わせるシーンまで。

 

★スカイサーベル

 2歳時に南関東重賞・平和賞を制し、東京ダービーにも挑戦した経験を誇ります。岩手転入は一昨年10月。今年1月のトウケイニセイ記念で3着善戦し、今シーズンも着外一度のみと持ち味の堅実さを発揮しています。

 

★センティグレード

無類のタフさを身上とし、9歳にして初重賞・トウケイニセイ記念を優勝。今季も一條記念みちのく大賞典2着確保で健在を誇示しました。盛岡未勝利ですが、決め手勝負になれば台頭の可能性も十分考えられます。

 

文 松尾 康司