一冠目の雪辱はダービーで!直線鋭く伸びたフレッチャビアンカが岩手のダービー馬の座に。

 

 岩手3歳三冠路線の第2戦・この春の最強3歳馬を決める「東北優駿(岩手ダービー)」は5番人気フレッチャビアンカ号がライバルたちを差し切って優勝。見事ダービーの栄冠を獲得しました。

 

■ 勝利騎手コメント  髙松 亮 騎手

「位置取りは指示通りで、自分の思っていた通りの位置でもありました。人気馬を前に見る形になって3~4コーナーではグランコージー・ピアノマンの後ろで自分はしっかり脚を溜めることができた。これなら直線に向いたら弾けてくれるなと。交わして抜け出してから遊ぶくらいの余裕がありましたし、強い競馬をしてくれたと思います。

 馬を仕上げてくれた厩務員さんからは左回りの方が良いと聞いていました。怪我で休んでいる村上忍騎手からも丁寧にアドバイスを頂けたので、自分は本当に馬を信じることができました。それも馬の力があってこそのことだと思います。

 自分はダービーは2度目ですが、やはりダービージョッキーの喜びは一味違う。今はあまり嬉しそうな顔をしていない、って言われるかもしれませんが心の中では興奮しています。これから喜びがじわじわとね、出てくるんだろうと思います。」

 

■ 勝利調教師コメント 千葉 幸喜 調教師

「勝つならこの形しかない、勝つなら最後の瞬発力でと思っていました。鞍上にもこういう形で馬の力を引き出してほしいとお願いしてもいましたので、思っていた通りのレース。いや馬は想像以上の力を発揮してくれたのでは。この勝利は本当に感慨無量ですね。

 今後は、芝のレースも試してみたいとも考えていたのですが、オーナーサイドと相談しながら改めて考えることにしたいと思います。」

 

【参考情報】

※フレッチャビアンカ号はスプリングカップに続いて重賞2勝目(準重賞含めて3勝目)

※髙松亮騎手は東北優駿(岩手ダービー)初制覇(なお「岩手ダービー」は2013年以来2勝目)

※千葉幸喜調教師は東北優駿(岩手ダービー)初制覇(なお「岩手ダービー」は5勝目)