距離2500mは望むところ。通算13個目の重賞制覇に王手エンパイアペガサスは5枠5番

マイラーから長距離向きに変身か。みちのく大賞典2着チェリーピッカーは6枠6番

中央4勝から移籍後、2勝2着2回3着1回と安定度抜群ニットウビクトリーは1枠1番

昨年、北上川大賞典3着。東京ダ2100m1勝の実績も光るプリンスダムは4枠4番!!

 

12月3日(月)、水沢2500mを舞台に行われる岩手競馬ロンゲストレース

「第41回北上川大賞典」(M2)のみどころをご紹介します。

 

エンパイアペガサスは2歳10月にデビュー。3戦目で初勝利を飾ると、圧巻の8連勝をマーク。岩手ダービーダイヤモンドカップ、不来方賞と岩手二冠を制し、ダービーグランプリ2着後、南関東へ移籍して船橋の重賞・報知グランプリカップを優勝。その名を全国にとどろかせました。その後、岩手へ凱旋帰郷して伝統のみちのく大賞典、ファン投票・桐花賞を優勝。長距離界の主役に君臨し、再び南関東へ移籍。笠松の交流競走・オグリキャップ記念を2秒8差をつけて圧勝。里帰り後も、みちのく大賞典2連覇の偉業を達成しました。 マーキュリーカップ7着からマイル重賞・青藍賞へエントリー。1番人気はベンテンコゾウに譲りましたが、マッチレースを制して貫禄の差を見せつけました。前走・絆カップは内に包まれた上、上がり勝負に持ち込まれて5着に敗れましたが、今度は展開不問の2500m戦。同条件で行われたオグリキャップ記念圧勝からも距離は大歓迎。順当に北上川大賞典を勝ち、桐花賞2連覇へ弾みをつけたいところです。

チェリーピッカーは中央未勝利から転入後、破竹の12連勝をマーク。さらには青藍賞も制し、待望の重賞タイトルを獲得しました。今シーズンは前走の1勝のみですが、みちのく大賞典2着、青藍賞3着。昨シーズンはマイラー色が強い印象でしたが、今季は長い距離でも良績を残しているのが強み。2500m戦は初めてですが、レース運びのうまさで十分克服できそうです。

ニットウビクトリーは中央ダート4勝・準オープンから岩手入り。2勝2着2回3着1回とすべて複勝圏内という抜群の安定感を誇っています。前走・絆カップは北海道2騎が1、2着を独占しましたが、岩手最先着の3着。持ち味の堅実な末脚を披露しました。意外にも右回り未勝利ですが、単なる巡り合わせの問題か。中山ダート1800m2着1回ならコース替わりも大丈夫のはず。

プリンスダムは昨年の北上川大賞典3着。また、中央時代に東京ダート2100m(1000万下)1勝のステイヤー。近走は精彩を欠いていますが、長丁場で巻き返しを狙います。

ほかにもダートも克服サンエイゴールド、昨年度岩手競馬アワード最優秀牝馬ユッコなども上位確保して不思議なし。

 

「第41回北上川大賞典」の発走は3日、15時15分。水沢コースを2周以上も走る岩手最長距離戦をお楽しみください。