JpnⅢ・クラスターCトライアル「第50回岩鷲賞」の枠順が確定しました!

 

ラブバレットが不在なら主役は譲れない。重賞3勝目に王手タイセイファントムは3枠3番

栗駒賞は差しに転じて3着。前々走2着で盛岡も克服したメイショウオセアンは8枠8番

中央時はダート1200mのスペシャリストで活躍。今度こそ雪辱イーグルカザンは8枠9番

早池峰スーパースプリントを驚異の末脚で優勝。盛岡で再現狙うナムラバイオレットは7枠7番

 

7月15日(日)、盛岡ダート1200mを舞台に行われる「第50回

岩鷲賞」(M2)の枠順が確定しました。

このレースの1着馬にはJpnⅢ・クラスターカップ(8月15日)の

優先出走権が与えられ、優勝馬主には須崎牧場協賛により種牡馬

ベーカバドの配合権利が提供されます。

 

当初、ラブバレットの登録もありましたが、激戦の疲れを考慮して自重。クラスターカップへ直行します。

それによって俄然、クローズアップされるのがタイセイファントムです。

今シーズンの2戦目までは赤松杯3着、シアンモア記念2着に終わりましたが、スローペースにも泣いた印象。そのうっ憤を晴らし、3戦目の盛岡1200m戦を圧勝。健在を誇示しました。

続く早池峰スーパースプリントは1000mの忙しい競馬が合わず7着でしたが、1400m重賞・栗駒賞で2着に反撃。ラブバレットにクビ差まで肉薄しました。

水沢もこなしますが、本質的にはコース広い盛岡向き。昨絆カップでラブバレットを並ぶ間もなく交わし、3走前も1着。得意の1200m戦で重賞3勝目に王手をかけました。

メイショウオセアンは今季初戦の水沢850m戦を快勝。待望の岩手初勝利を飾りました。

続く盛岡ダート1000m戦は9着でしたが、早池峰SSで2着に反撃。これでコース克服のメドが立ちました。

前走・栗駒賞は差しに転じて3着確保。好調キープして今回の岩鷲賞へ臨みます。

ダート1200mも中央準オープン1勝ならむしろ望むところ。初タイトル獲得も十分可能でしょう。

イーグルカザンは今季2着最高。成績だけを見ると年齢的な衰えが隠せない印象ですが、5戦すべて3番枠以内。内に包まれて自分の競馬ができなかったのも確かです。

今回はポジションを気にしなくていい大外9番枠。スムーズなレース運びができれば巻き返して不思議なし。ベストの枠順で正念場を迎えました。

ナムラバイオレットは前々走・早池峰スーパースプリントで直線一気を決めて優勝。鬼脚を駆使し、鮮やかなイン強襲で1着をもぎ取りました。前走は馬群に揉まれる厳しい競馬を強いられながらも5着。盛岡1200mに替わってどんな戦法を見せるか興味尽きません。

ほかに快速ぶりを披露するフォルス、格下B1からの挑戦ですが、1200m合うサチノリーダースも侮れない存在。

 

クラスターCトライアル「第50回岩鷲賞」の発走は15日、18時10分。ラブバレット不在の中、第2グループから抜け出すのはどの馬か。1200mスプリント決戦にご注目下さい。