7月4日(月)盛岡競馬場のメインレースは、古馬によるダート1400m戦で行われる伝統のスプリント重賞「第43回岩鷲賞」。
優勝馬には、8月15日(日)に行われるダートグレード「第16回マーキュリーカップ〔Jpn3〕」の優先出走権が与えられるトライアルレースとなっております。
舞台となるのは盛岡ダート1400m。
まずは公式サイト掲載の今週の注目レース情報(テシオ編集部)でポイントをチェックしてみましょう。
コース攻略については
「序盤の争いの舞台となる向こう正面、その長さは直線部だけで600m以上。そのため1200mと違って差しが届くようになり、ペースも乱れやすくなりがち。必然的に波乱の結果も増えてくる。馬単330万8610円の高配当(地方・中央通じて日本記録)が出たのもこの条件だ。
その一方で枠順の差はほとんど考慮しなくていい。下級条件ではやはり先行力重視、上級条件では加えて末脚もしっかりしている馬がいい。」
一筋縄ではいかないレースとなりそうな雰囲気。
出走馬の顔ぶれを見ても地元限定メンバーとは言え、出走10頭中7頭が今季に入ってからの転入馬。力関係比較の難しさは遠征馬がいる例年とあまり変わらないと言えそうとのこと。
注目馬としては、あすなろ賞を勝ったマイネルプロートス。そして早池峰賞2着のオシャベリコパ。あすなろ賞2着でみちのく大賞典3着のワイルドキャットの名前を挙げております。
一昨年のこのレースの覇者・ダンストンリアル、重特の常連・ジョウテンロマンも過去の実績から侮れない存在のようです。
ざっと見た所、10頭のほとんどに優勝のチャンスがありそうですし、優勝“争い”ならほぼ全馬にチャンスが・・・と言っても過言では無さそう。ベテランあり新勢力あり、どちらかと言えば新勢力の力量がどんなものか?を計るレースになりそうですが、どの馬が勝ってもこの後の重賞戦線を賑わせてくれる存在になるのは間違いないでしょう。
と今回の岩鷲賞の見所を総括しております。
公式サイト「今週の注目レース-第4回盛岡競馬後半のポイント」
☆「第43回岩鷲賞」出馬表(NAR)
週間テシオ情報局の特集では、岩鷲賞で有力馬の一角を形成するワイルドキャットを管理する板垣吉則調教師、マイネルプロートスを管理する田村光則調教師に話を伺っております。
板垣吉則調教師は、ワイルドキャットについて中身の濃い調教メニューをこなしているものの食いが良く前走は551キロでびっくりしたとのこと。今回は、併せ馬で追い切り10キロほどダイエットして出走させたいとのこと。
ウラを帰せばそれだけ元気一杯ということだと思います。
同じく出走させるオシャベリコパも1400mでも実績があると期待の高さ感じるコメントをしております。
田村光則調教師は、マイネルプロートスについて。
あすなろ賞を勝った直後は落ち込んだもののその後は回復し、みちのく大賞典の反動もなく元気一杯とのこと。
なんとか重賞を取らせてやりたいと思っているとコメントしております。
☆週間テシオ情報局・特集
「岩鷲賞インタビュー ワイルドキャット=板垣調教師 マイネルプロートス=田村調教師」
それでは、続いて予想をチェックして参りましょう。
まずは須田鷹雄プロデュース「勝ちそーTV」(岩手めんこいテレビ)。
今回は、場内実況の古川さん、いわて馬テシオのトラックマン野坂さん、テシオ編集長の松尾さんの3人で、勝ちそー三連単チャレンジに挑戦です。
1着担当には野坂さん。(6)マイネルプロートスと(1)ワイルドキャットを指名。
マイネルプロートスは前走は距離が長く折り合いを欠いた1400mは折り合いがスムーズにつきそう。ワイルドキャットも地力があり絶好枠から押し切り可能。
2着馬担当の古川さんは、(5)オシャベリコパと(8)ジョウテンロマン。
オシャベリコパは早池峰賞のパフォーマンスを評価。ジョウテンロマンも速い流れとなれば末脚が活きそう。
3着馬担当には松尾さん。(3)ダンストンリアルと(10)ディスパーロを指名。
ダンストンリアルは本質的に1400mや1600mがベスト。ディスパーロは2ハロン伸びた今回がベスト。
「1,6⇒1,5,6,8⇒1,3,5,6,8,10」の三連単フォーメーション(24通り)という結論に達しております。
☆岩手めんこいテレビ「須田鷹雄プロデュース「勝ちそーTV」」
勝ちそーラジオ には、テシオ編集員のよこてんさんと大場さん、場内実況の古川さんが登場。
よこてんさんの本命は(1)ワイルドキャット。対抗に(5)オシャベリコパ、単穴(10)ディスパーロ。7枠の(7)アースグラヴィティと(8)ジョウテンロマンを挙げております。
(勘違いしておりますが)オシャベリコパの末脚よりもワイルドキャットの逃げ足が気になるとのこと。
勝ちそーテレビにも出演していた古川さん、本命は(5)オシャベリコパ。対抗(6)マイネルプロートス。
ちなみにふじポンは、板垣厩舎の2頭ワイルドキャットとオシャベリコパ、ダンストンリアルに注目だそうです。
⇒2011/7/1放送分ポッドキャストはこちらから
さて以上の情報を斜め読みした結果ですが、うーん、迷いますね。
本命は、(5)オシャベリコパ。
相手候補に、(1)ワイルドキャット,(6)マイネルプロートス。
連下として、(3)ダンストンリアルや(8)ジョウテンロマン、(10)ディスパーロも気になるところです。
(事務局中の人は、三連単フォーメーション「1,5,6⇒1,5,6⇒1,3,5,6,8,10」(計18点)で馬券購入してみます)
以上、最終的には自己責任で馬券の購入のほどお願いいたします。
注目の第43回岩鷲賞は、盛岡10Rで16時25分発走予定となっております。
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岩鷲……岩手県盛岡市の北西方にある標高2038mの「岩手山」の別称「岩鷲山」より。春の雪解けの模様が鷲が羽を広げた姿に見える様子からそう呼ばれる。
1着馬には「クラスターカップJpnIII」(8/15 盛岡ダ1200m)の優先出走権が与えられます。
(公式サイトより)
<write by 森川駿平>