東日本大震災で発生したがれきを受け入れない堺市が、復興予算約86億円をごみ処理施設の新設費などとして受け取ることが9日、分かりました。
がれきの処理に困った環境省が、受け入れを検討しただけの自治体にも復興予算の交付を決めたため、このような事態となりました。
小さな自治体の年間予算にも匹敵する巨額の資金だけに、「本当にもらっていいのか」と疑問の声も上がっています。
堺市によると、堺区の臨海部に建設総額約182億円のごみ処理施設を整備中で、今年4月に供用開始を予定しているそうです。市は昨年1月、この施設の建設事業費と老朽化している東区のごみ処理施設の改修事業費のうち、約86億円分を平成24年度の国の交付金対象事業と位置付け、国の交付率に基づき約40億円を要望し、残る約46億円分を地元で負担する予定でした。
しかし国は同4月、「堺市はがれき処理を検討している」として、市が求めていた通常枠の交付金ではなく、新たに設けた復旧・復興枠などでの措置を市に打診。約40億円に加え、地元負担の約46億円分も復興予算で交付する枠組みを示しました。
市はがれき受け入れを決定していなかったが、国が「検討レベルでも交付条件に当てはまり、結果的に受け入れることができなかった場合でも返還を求めない」としたため、交付を申請。同6月にがれきの全体量が判明し市が受け入れなくても対応できることになりましたが、手続きは進行。同10月に交付が決まったそうです。
堺市の一部の市議からは「一部を被災地への義援金とするべきでは」「道義的におかしい」と異論が浮上しましたが、竹山市長は「財源の確保は首長の責務。ありがたくいただきたい」と答弁しました。
しかしこれはいかがなものでしょう。
復興に関する予算が、復興と全く関係ないところに使われる…
意味がないと思いませんか?
避難者の受け入れを行っている自治体の、避難者用の住宅補助や住宅の整備に使われるならまだ納得できますが、これは…
がれき処理はまだまだ不十分です。
実際にがれきを処理した自治体にこそ、その費用負担を復興予算から補助を行うべきで、堺市はその補助を受けるべきではない!
市長の答弁は全く的外れです。
ピーターパンこども基金さんでは、東日本大震災の被災地の子供たちを心身ともにサポートするため、震災発生から「ピーターパン募金活動」として、全国に募金箱を設置し、義援金を募っています。
また、全国の子供たちを支援する様々な取り組みを行っておられます。
どうか皆さんも、この緑色の募金箱を見かけたら、是非ご協力をお願いいたします。
また、募金箱設置にご協力をいただける方は、財団法人 日本児
童家庭文化協会さんのHPからお問い合わせをお願いいたします。
息の長い支援を!
負けるな!東北、そして全国のこどもたち!!!!
きっと笑う門には福来る!
●財団法人 日本児童家庭文化協会さんのHPはこちら
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●H=and 東北被災地 復旧・復興支援プロジェクト
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