盛岡から宮古を経由し釜石駅までを結ぶ山田線は沿岸部の橋脚や駅舎が津波で流され、宮古-釜石間で復旧の見通しが立っていません。
沿線自治体は、路線跡にバス専用道を造るバス高速輸送システムによる仮復旧を採用せず、鉄道の復旧を要望しています。これは当然のことだと言えます。
現在、地方の鉄道路線の多くが赤字だと言われていますが、地域に住む人にとって鉄道は、ライフラインの一つであり、地域の「景色」の一つでもあります。
また、「復興の象徴」でもあります。
復旧の遅れの原因の一つに、津波対策で市街地をかさ上げするなど都市計画を推進するに当たって、駅や軌道部分もかさ上げする必要が生じている事があるようです。
一般的に、こうした都市計画の費用は復興交付金で賄われますが、鉄道事業は対象外。
また、被災した鉄道の復旧費用の半分を国と自治体が補助する制度も、鉄道軌道整備法の施行規則で対象が経営赤字の事業者に限られています。つまり、路線が赤字でも事業者であるJR東日本は黒字なので、対象外となっているのです。
このためJR東が費用を負担しない場合、市街地を通る線路部分だけかさ上げされないなど都市計画に影響が出る可能性も出ていました。
試算によると、山田線の復旧にかかる費用は約200億円。JR東は「復旧に向けた検討は継続しており、国や自治体と安全確保や町づくりの議論をしながら結論を出す」としています。
仮に国費で建設しても、路線自体が赤字で回収できなければ、もちろん批判が出る可能性もあります。ただ、鉄道の復旧は、被災者の皆さんの生活を、復興を後押しするものであり、一刻も早く整備するべきライフラインなのです。
ピーターパンこども基金さんでは、東日本大震災の被災地の子供たちを心身ともにサポートするため、震災発生から「ピーターパン募金活動」として、全国に募金箱を設置し、義援金を募っています。
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