大阪市立桜宮高校のバスケットボール部主将だった高校2年生の男子生徒が、17歳という若さで自殺した問題。滋賀県大津市であったいじめによる自殺と、大きく違わない問題ではないかと感じました。
教育委員会と学校の隠蔽体質も然りですが、子供の出していた危険な兆候を周囲の大人たちが見落としていた点、彼らを救う手段を講じなかった点、最後の最後で思いとどまらせる事ができなかった点。
従来、未熟である彼らの心を、まっすぐにしてあげるべき教育の現場が、お役所と化していた点。
問題を上げればキリがありません。
自分たちの学生時代、部活動など様々な場面で叱られる際、ゲンコツなどは日常茶飯事だった様に思います。しかしその反面、その行為に「思いやり」があったのではないでしょうか?
自分たちを思うからこそ、手が出てしまう。そんなゲンコツだったと、今になって思います。
今の子供たちは、自分たちの子供時代と違い、小さい頃からあらゆる物を与えられ、未熟な親に育てられているのではないか。
例えば公共施設で、周囲の迷惑を顧みずはしゃぎ回る子供。それを怒るどころか、携帯電話に夢中な親。クラス崩壊等、授業に集中出来ない子供たちが増加していると問題になった事もありました。
指導を受ける子供たちの環境は昔と大きく変わっています。
そんな中で、昔と同じ指導方法でうまくいくとは思いません。
教育の現場自体も変わらなければならないのです。
同時に子供たちを教育現場に預ける側の親も、自分の子供にもっと関心を持ち、愛情を表現する事が必要なのではないでしょうか?
良い学校に進学する、真面目である。
親からすれば大切な事です。しかし、子供たちも子供たちなりに社会があり、ストレスがある。
そのはけ口をうまく作ってあげなければ、間違った道に進む事もあり得るのです。
指導は重要です。ことさら、規律や仲間との調和を重んじる部活動では、大切なことでしょう。しかし、教師が恐怖で支配するのではなく、子供たちの自主性を尊重し、彼らなりの調和を作ってあげる事もまた大切なハズ。
仲間と成し遂げる事の喜び、勝利に繋がる努力の大切さ。
それに気づけば、子供たちは大きく成長して行くはずです。
がんじがらめの環境にしてしまうからこそ、子供たちは自由を間違った方向に求めてしまうのではないか。
そう思えてなりません。
ピーターパンこども基金さんでは、東日本大震災の被災地の子供たちを心身ともにサポートするため、震災発生から「ピーターパン募金活動」として、全国に募金箱を設置し、義援金を募っています。
また、全国の子供たちを支援する様々な取り組みを行っておられます。
どうか皆さんも、この緑色の募金箱を見かけたら、是非ご協力をお願いいたします。
また、募金箱設置にご協力をいただける方は、財団法人 日本児
童家庭文化協会さんのHPからお問い合わせをお願いいたします。
息の長い支援を!
負けるな!東北、そして全国のこどもたち!!!!
きっと笑う門には福来る!
●財団法人 日本児童家庭文化協会さんのHPはこちら
http://www.kidsfirst.jp/
●募金箱活動・募金活動
http://www.kidsfirst.jp/action/peaterpan.html
●H=and 東北被災地 復旧・復興支援プロジェクト
http://www.handproject.info/release/110313_fund