夏の電力需要も、計画停電まで見込まれていた関西でも、大飯原発の再稼働で落ち着きを見せています。
先日、関西電力の社長が大飯以外の原発の再稼働に積極的な発言を行い、物議を醸しだしました。大飯原発の安全基準も暫定的なものであり、しかもその安全基準を満たすための工事などが行われていないにもかかわらずです。
さらに、再稼働を行わなければならなかった理由は「電力需要」であったはず。しかし、関電の社長からは
「電力需要」ではなく、国の電力政策とエネルギー安全保障と口にしました。
自分には、関電には福島の事故がみえていないのか?と思えてなりませんでした。
「今」だけを刹那的に考え、原発を再稼働させる。
それも一つの道でしょう。
今、電力消費地は電気でうるおい、電力供給地は補助金で潤う。
しかし、福島の事故が決してその他の地域で起きないと誰が断言できるのでしょう。
子供たちは外に出る事もできず、事故の収束作業で作業員は高濃度の放射能にさらされている。
日本の国土は狭いのです。
北で南で原発事故が起きたら、どこに逃げればいいのでしょう。
電力会社や国や推進派の皆さんが、逃げる場所を確保してくれるのでしょうか?
原子力を使えば、安定的かつ安全に電力が供給され、電気料金は上がらないと確約できるのでしょうか?
そんな疑問が、今回のデモに詰まっているのではないでしょうか。
誰も保障しないし、約束しない。
供給地の推進派の皆さんも、消費地の推進派の皆さんも事故が起きれば「どうしてくれんだ!」と被害者の立場になるのです。
生まれ来る子供たちや育ちゆく子供たちのために、何ができるのか。
もう少し慎重に、そして理性的に考えてみる必要があるのではないでしょうか。
頑張れニッポン!頑張れ東北の子供たち!!!!!
ピーターパンこども基金さんでは、東日本大震災の被災地の子供たちを心身ともにサポートするため、震災発生から「ピーターパン募金活動」として、全国に募金箱を設置し、義援金を募っています。
また、全国の子供たちを支援する様々な取り組みを行っておられます。
どうか皆さんも、この緑色の募金箱を見かけたら、是非ご協力をお願いいたします。
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息の長い支援を!
負けるな!東北、そして全国のこどもたち!!!!
きっと笑う門には福来る!
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