3月―。
春は出会いの季節でもあり、別れの季節でもあります。
昨年、東北や関東に甚大な被害をもたらした震災から1年。
被災地の多くの学校で卒業式が行われました。
被害が大きく、自分たちが学んだ校舎で卒業を迎えられなかった子供たちや、震災で学友を失った子供たちも多く、彼らの受けた心の傷は計り知れません。
さらに福島第一原発の事故により、避難生活を余儀なくされている子供たちの中には、卒業して友人たちと離れ離れになる子供います。
でも子供たちの多くは、前を見て進んでいるように思いました。
TVのインタビューに応える子供の言葉が自分の心に深く刻まれています。
親友と離れ離れになるその少年は、インタビュアーにそのことについて問われたとき、
こう応えました。
「離れ離れになるけど、次に友人に会うときは、彼に負けないように心も体も成長した自分を見せたい」
この言葉を聴いたとき、自分はこの子供たちはきっと将来、自分達の想像もつかないくらい大きな大人に成長すると確信しました。
学級崩壊や犯罪の若年齢化が社会問題になりつつある日本ですが、この子供たちがいればきっと日本は立ち直れる。
そう思わせてくれた彼の言葉に、心から感謝したいと思います。
また、自分たちの世代が子供たちに引き継ぐとき、子供たちに笑われないようにしなければいけない!と気が引き締まる思いでした。
家をなくした子供たち、大切な人を奪われた子供たち。震災は多くのものを奪っていきました。
でも、彼らの夢や希望、そして小さな体に詰まった想いは決して奪われること無く、子供たちの心の中で大きく成長しています。
自分に出来る事は小さく、限られているかもしれません。でもほんの小さなことでも、彼らを応援する為に出来る事を引き続き行っていければと思います。
ピーターパンこども基金さんでは、東日本大震災の被災地の子供たちを心身ともにサポートするため、震災発生から「ピーターパン募金活動」として、全国に募金箱を設置し、義援金を募っています。
また、全国の子供たちを支援する様々な取り組みを行っておられます。
どうか皆さんも、この緑色の募金箱を見かけたら、是非ご協力をお願いいたします。
また、募金箱設置にご協力をいただける方は、財団法人 日本児童家庭文化協会さんのHPからお問い合わせをお願いいたします。
息の長い支援を!
負けるな!東北、そして全国のこどもたち!!!!
きっと笑う門には福来る!
●財団法人 日本児童家庭文化協会さんのHPはこちら
http://www.kidsfirst.jp/
●募金箱活動・募金活動
http://www.kidsfirst.jp/action/peaterpan.html
●H=and 東北被災地 復旧・復興支援プロジェクト