続「dear music」 | 明日もガンバライオン!!

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パンダライオン OFFiCiAL BLOG

Date fm 「AIR JAM FRIDAY」出演

 

 

11/19  バンダレコード イオンモール名取店 インストアLIVE

 

 

11/23 銀座山野楽器仙台店 インストアLIVE

 

 

連日寒い中、沢山の方々にご来場頂きました。

 

 

 

タイヤ変えましたか?笑

 

道中気をつけてくださいね!

 

 

 

さて、電力ホールでのワンマンLIVE 「essence」まで、一か月を切りました。

 

 

 

切ってしまいました!

 

 

 

 

さて、ここからはMOZ個人の小話です

 

あくまで個人的な話です

 

 

興味ない方はここら辺で右上の×をクリックしてください!

 

 

 

 

 

 

個人的にも今回のホール公演は

 

特別な想いでいっぱいになっています。

 

 

 

最近、ふと気づかされることが多いんですけど

 

 

 

いつの間にか「当たり前」になってしまっているものは、決して「当たり前」じゃないってこと

 

 

 

例えば、仲の良かった音楽グループが、一度歩みを止めたり

 

 

かつての友人と、また今度話せばいいや、って思ったのを最後に疎遠になってしまったり

 

 

規模を大きくすれば

 

 

かつての幾多の生命を宿した水源が、枯れた大地になってしまうように、

 

 

所詮、不変的なものっていうのは無いんですよね、生きる限りは。

 

 

 

 

僕らもそう

 

 

 

めまぐるしく、スピードを上げ、価値観が移り変わる時代ですが

 

 

未だににしぶとく、この業界にしがみついています。

 

 

 

 

全然ネガティブな話じゃないですよ!

 

 

 

10代から始めた音楽業ですが、今こうして

 

 

ローカルながら沢山のリスナーの前で歌えることが、財産であり、誇りです。

 

 

 

だってそうでしょう?

 

 

本来、まず交わることのない世代を超えた男女で

 

 

 

自分が「良い!」と思って生み出したものを、評価し、感動して頂けるんです。

 

 

同じ「気持ち」を共有してるんです

 

 

 

 

いつもありがとうございます。

 

 

 

10代の頃はよく周りの親友に言ってました。

 

 

 

「音楽で俺は飯を食うんだ!」

 

って

 

 

今じゃ微笑ましい限りですが(笑)

 

 

 

 

それから10数年経ち、今

 

 

 

 

 

 

まぁ半分は食えていますね(笑)

 

僕はね!

 

 

 

で、とりあえず元気に過ごしています。毎日の中で、音楽に携われる日は刺激的で、

 

熱く生きていることを実感します。

 

 

 

僕の居場所はここなんだ

 

 

 

そう思っていました

 

 

しかし話は戻りますが

 

 

 

不変な物なんてない世の中

 

 

共産主義国ではありませんので

 

 

確実に利益を生んでいかなくてはなりません

 

 

 

ライバルを押しのけ

 

新たな時代とムーブメントを作り

 

 

僕らのパイを、どんどん増やしていかなければいけません

 

 

 

こういう時って僕いつも思うんですよ

 

 

僕って本当にビジネスマンに不向きだなぁと

 

 

 

頭悪いのもそうなんですけどね(笑)

 

 

最近では音楽に対して「飯を食う!」だなんて

 

 

 

もはや音楽に対しての冒涜にすら感じてしまうんですよね

 

 

やっぱり純粋な心で言えば、音楽で繋がりたい

 

音楽を通じて気持ちを分かち合いたいっていうのが根底にあるんです。

 

利益はその次なんです

 

 

 

 

 

 

ちょいとシリアスな話。

 

 

 

 

 

 

そりゃあ飯食えるに越したことはない

 

でもそれは最低限の衣食住

 

自分、家族、仲間を守れる最低限でいいよ、本当は

 

 

 

 

でも現実はそうはいかない

 

 

 

止まれば、忘れられることもある

 

 

大人は平気で嘘をつくことも、改めて知ることもある

 

 

成長しなければこの活動に

 

正直未来が無いことも感じた

 

 

 

 

 

だから確実に成長しないといけない、過去から脱皮して生まれ変わらないといけない

 

 

 

僕はそのジレンマに悩むことが多くなった。

 

 

 

 

 

音楽が嫌いになりそうになった事もあった

 

 

こんな物に出会わなければ良かったと思うこともあった

 

 

 

幸い僕には深く悩む時間が無かった

 

 

ちやほやされる次の日には、全く別の仕事が待っていた

 

 

 

皆は大変ですねって言ってくれるけど、今思えばそれに助けられてた部分も大きかったと思う。

 

 

 

 

とにかく目の前のことをこなすだけで精一杯だった

 

良くも、悪くも

 

 

 

遡ること4か月ほど前

 

 

新作「stories」のデモを作っていた時

 

 

 

この気持ちを正直にOUTPUTした曲を作れないかと思った。

 

不安な事の方が多かった。

 

 

 

「LINK」や「ALIVE」、「GOODLUCK」なんかもそうだけど

 

僕が書くテーマは一貫してる(つもり)

 

 

 

一人の主人公が悩み、もがき、その中で何かに気付き、生まれ変わる物語

 

引いては自分に足りないものだったり、コンプレックスだったりを克服して、その先の光をつかみ取るような歌詞が好きだった

 

 

多分自分にあてはめて書いたりもしてたんだと思う。こうなればいいな、こうであって欲しいなって

 

 

なにぶんそういうmindだったもんで、テーマとしても、暗い曲で、暗いまま終わりそうな予感もしてた

 

 

不安だったけど、いざ書き始めればスラスラと、脳味噌写し書きしてるような感覚で歌詞が出来た

 

 

正直あの16小節で思いのたけを全て綴ることは不可能だけど

 

 

出来上がったものは間違いなく「音楽」に対してのラブレターだった。

 

 

この気持ちが正直にRAPできるのであれば

 

 

僕はまだ音楽を愛しているんだなって、安心したのを覚えている

 

 

 

 

 

RAP...

 

 

 

 

「Dear music」はなぜBメロの無い、いわゆるHIPHOPの楽曲に、多く見られるような構成にしたか

 

 

 

それは、単純に歌詞に譜割り(字数みたいな?)の制限を設けたくなかったから、全編RAPの曲にしてみようと思った。

 

 

普通の曲でも良かったっちゃあ良かったけど…

 

HIPHOPの曲って、普通の曲の三倍の情報量でメッセージを込めれるんだ!っていう昔の先輩の言葉を思い出し、その結論に至った。

 

 

初の試みだったけど、KIMさんにもRAPしてもらった。

 

 

KIMさんとAIBAさんは、僕と59君とはまた違う、重みのある音楽人生がある。

 

初めは不安な事もあったけどレコーディングしたら、やっぱりKIMさんにRAPしてもらって良かったと思った

 

 

KIMさんだからこそ言えること、感じれること、出せる雰囲気。

 

昔からのファンに向けての気持ち

 

 

その全てが魅力的で艶があった。

 

想像以上にカッコよくて泣けた

 

 

 

最初のAIBAさんのオケ(トラック)は、今よりもっと落ち着いた感じ

 

この世界を「静」と「動」で分けるなら「静」の部分

 

 

個人的には凄く好きだった。多分そのままでもそういう形にはなってたと思う

 

 

仮レコーディングを終えて59君と聞いてた時、

 

「モーちゃん、これ一回こっちにしてみない?」

 

 

彼がその時作っていた曲のオケを、差し替えてみることを提案してきた

 

 

いくらなんでも途中まで、しかもある程度形が見え始めてきた2曲を差し替えるのは半信半疑だった

 

 

 

 

 

 

 

聴いた時は震えた

 

 

バッチリだった

 

 

運命としか言いようがないけど、全てがマッチしていた。

 

 

 

それが今の「Dear music」

 

 

 

 

ラストに59君のバースがKICKされて、正真正銘。

 

 

僕らが歩んできた音楽人生の「静」と「動」を完全に表現した曲に仕上がった。

 

 

きっとどのピースが欠けても仕上がらなかったんだと思う。

 

 

 

何より、今までに感じてきたこと、経験、想いの全てをぶつけたら

 

 

とても綺麗な楽曲に仕上がったことが一番嬉しい。

 

 

 

 

正直、テーマが内向的過ぎて

 

 

バズることはまず無いだろうと思ってた。

 

 

誰にでも共感できる恋愛を描いたわけじゃない

 

誰にでも経験のある仕事の辛さを歌ったわけじゃない

 

 

 

 

 

でも、いいんだ

 

 

 

これはこれで、いいんだ

 

 

 

 

 

 

僕らに向けた曲

 

 

 

 

いや

 

 

僕らを応援してくれる皆と

 

夢半ばで、音楽の道を諦めた仲間に向け

 

 

 

 

 

そして更に

 

 

 

僕の味気ない人生に

 

 

彩を与えてくれた音楽へ

 

 

 

 

出合ってくれてありがとう。

 

 

 

それでいいんだって思いました。ビジネスマンとしては失格かもしれないけどね(笑)

 

 

 

さて、大分本題からズレましたけども、

 

 

 

不変的な物っていうのは無いっていう話でしたね。

 

 

 

「Dear music」の僕の歌詞の中で、「明日も見えない夜もあった(R.I.P)。今日生きるのに必死だった」

 

「そんな時でも君のことを考えてた」

 

 

という歌詞があります。

 

 

 

3.11

 

 

電気も付かず、水も出ない。食べるものもガソリンもない

 

 

そんな状況が自分の身の回りに起こることを想像した人が何人いることでしょう。

 

 

 

ラジオからは悲惨なニュース。復旧のめどの経たないインフラ

 

 

誰もが「終わり」をイメージしたはずです。

 

 

規模や実被害の差はあれど

 

 

 

 

確実にイメージしたはずです

 

 

 

 

 

そんな中突然

 

 

ラジオからアンパンマンマーチが流れてきた時のことを、

 

 

 

僕は昨日のことのように覚えています。

 

 

 

 

 

 

いつかのLIVEでも話しましたね?

 

 

 

今こうしていても、また思い出すと込み上げてくるものがあるんですが、

 

 

ボロボロと涙を流したことを覚えています

 

 

昨日のことのように覚えています

 

 

あの涙は、この涙は一体なんなんだろうか

 

 

 

嬉し涙でもない、悔し涙でもない

 

 

一体なんなんでしょうか

 

 

 

 

でも僕は救われました。

 

本当に救われました。

 

 

歌っていいんだ俺って思えました。生きなきゃって思いました。

 

 

 

歌でお腹はいっぱいにならないけど、確かに

 

 

確かに胸の中で温かい気持ちがいっぱいになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから街並みも、人の面影も変わりました。

 

 

この世の移ろいに似ていますね

 

 

この世に変わらない物なんてない

 

 

確かに変わる。

 

 

僕だって変わる。

 

 

この文章を読んでるあなたも10年後には全く違う価値観になっているかもしれない

 

 

でもあの時感じた気持ち

 

 

背筋の毛細血管が震えるような感覚を僕は一生忘れません。

 

 

 

音楽の力を信じ続ける。

 

 

音楽の可能性を信じ続ける。

 

 

例えどのような状況が訪れようと

 

 

 

音楽と向き合い、音楽を愛し続けることを

 

 

約束します。

 

 

 

 

いつか

 

 

あの時の僕のように

 

 

誰かを心から救える音楽を歌えればいいな

 

 

 

 

MOZ

 

 

 

 

追伸

 

12/24 仙台電力ホール ワンマンライブ 「essence」

 

まだまだ完売とはいかない状況ですが、まだ迷っている方がいらっしゃいましたら、是非ご来場ください!

 

すでに多大な協力を頂いていますが、飼育員の皆さんにも今少し力を貸して頂けますようお願い申し上げます!

 

 

風邪引かないようにね(^^)/

 

 

おやすみなさい☆