カルロス・オルチス対小坂照男 | 宇都宮人のブログ

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昭和37年12月3日・蔵前国技館
世界ライト級タイトルマッチ15回戦
カルロス・オルチス(プエルトリコ・61・1キロ・世界ライト級王者)
小坂照男(帝拳・60・3キロ・世界ライト級5位)
結果
オルチスが5回2分32秒KO勝ちでタイトル初防衛に成功。
レフェリー ジェームス・ウィルソン氏(米国)
途中採点 (4ラウンドまで) (5点法)
ウィルソン氏(米国) 20対13(オルチス)
ペトロネリ氏(米国) 19対17(オルチス)
石渡戸氏 20対16(オルチス)
内容
「揺るぎなき本場の実力 捨て身の攻撃も実らず」
層の厚いライト級で揺るぎない実績を誇る王者は、実力を存分に見せつけた。オルチスは約1カ月前にも高山一夫と10回戦を行い、判定勝ち。その余裕はリング上で遺憾なく発揮された。
初回、サウスポーの小坂はゴングとともに得意のラッシュを仕掛けたが、冷静なオルチスに動きを読まれ、軽くかわされては逆に連打を食った。早くも小坂の顔面は紅潮した。続く2回、オルチスの左フックでカウント7のダウンを奪われた。ダメージは深い。
3回、小坂が捨て身の左ストレートを放った。しかし、なかなか当たらない。オルチスは逆にタイミング抜群の右アッパーを決め、付け入る隙を与えない。
5回、オルチスが仕上げにかかった。右をボディに放った後、フックを叩き込み、ノックアウト。それにしても恐ろしいほどの強さだった。本場の凄さをファンに強烈に印象づけた。
戦績
オルチス 44戦39勝(14KO)4敗1NC
小坂 55戦47勝(15KO)7敗1分

(観衆 8000人)