がんフーフー日記 -11ページ目

「ブログの力」

ダンナです。



いやー、やっとマエケンに勝ちが付きましたね~。

うれしいわー、ほんまうれしいわー。

もはや広島全体が親心。

マエケンにはほんといい目をあわせてやりたいんすよ。




相当ごぶさたしてます当ブログ。

ヨメハゲフェスのことなど、いろいろ書かなければならないことは

山積みなのですが(だってみんな意味わかってますかヨメハゲって?)、

今はまさにそのイベントのことで忙しく。


実はいまイベント用のブックレット作っています。

出演者の方々への感謝として、

来場者の方々への感謝として、

やはり私のできるのは、本職である文章書いて、

本らしきものを作ることかなってことで。


来場者の方、全員にダーターでプレゼントさせていただきますので、

どうか当日を楽しみにお待ちになっていてください。


あ、来られない人は……

後日、原稿ここでUPしますので、まあそれでご勘弁を。


しかし、まじでどうなるんだろ、7/5。





さて。


いくつかマスコミへの露出があったことで、

ここを訪れてくれる方がケタ違いに増えております。

そしてコメントを残してくださったりしています。


改めて、はじめまして。

そして、ありがとうございます。


なかなかひとつひとつ返信できぬところがありますが、

どうか大目に見て、末永くつきやってやってください。

基本的にものぐさなものですから。




そんな中、先日は読売新聞のシリーズ連載「がん共生時代」の中の

「ブログの力」という項で、こちらを採り上げていただきました。


報道にもかかわらず、

とても愛のにじむ文章を書いていただいて嬉しかったのですが、

そのカテゴリーが「ブログの力」ってことで、改めて考えてみたのです。


ブログの力。


こうして使っておきながら言うのもナンですが、

正直、私はアイティーっぽいものが苦手です。

本書にも書いたように、ヨメが病気になるまでは

ブログなんて始めるつもりはさらさらなかったし、

現在書籍のお知らせのためツイッターなるものもやってますが、

いまだに「RT」の出し方がよくわからず、

ときどき叫びだしたくなる始末。ギャー。


でもそういうドシロウトだからこそ、

客観的に見えるブログの利点というのはあるのかも、と思います。



まず、個人的な体験で言いますが、

「身内の伝言板」として機能させるのは、とてもアリでした。


なかなかデリケートな話題なので口頭では伝えにくいし、

事はどんどん進展していく。

いちいち最初から説明するのは大変だし、

さかのぼって読んでもらえば、これまでのいきさつも理解してもらえる。

いつでも、好きなときにアクセスしてもらえる。


これは本当にらくちんで、ありがたいことでした。


私たちの場合、ヨメの生前に草上結婚式など

友人たちが本当にたくさんのことをしてくれましたが、

それもこのブログがあったからだと思います。


ブログで逐一報告できたことで、

たぶんみんなもわがことのようにヨメの状況を

リアルに、一緒に体感できた。

もしかして、心と心をつなぐことができた。


それがいいことか悪いことか、まだ私にはわかりませんが、

だからこそ彼らはあれほど親身に想ってくれ、

あれほどのことをやってくれたのだと思っています。


そもそもブログがなければ、私はみんなに「たのんます」と

投げかけることはできなかった。

ブログがなければ、昨年のヨメハゲフェスは存在しなかった。

となるともちろん、今年のヨメハゲフェスも存在しなかった。


そう考えると、ブログは私たちの闘病を、看病を、人生を

確実に、想定外に、おもしろおかしく変えているのです。

かっこよく言うと、モノクロの日々に「色」をくれた。


それはブログの「力」といっていいのではないでしょうか。




また、ブログに日々のつれづれをつづることで、

私はこんがらがった精神を整えることができました。

書き続けることで、いつしか大切な時期を

あまさず刻んだドキュメンタリーを編むことができました。


つまり、ブログがなければ、『フーフー』本は生まれなかった。

ぺ~に伝える母の姿を、残すことはできなかった。


それもブログの「力」であったような気がします。




他にもブログがもたらしてくれたことは、いろいろあります。


ヨメとのもうひとつのコミュニケーションツールになってくれたこと。

日記ではなく外に開かれたメディアということで、

背筋を伸ばした社会性をキープできたこと。


などなど。



ただ、いま振り返って

「ブログのこういう部分はうまく使えなかったな」と思うのは、

コメントやメッセージなど、

よそから訪ねてきてくれた方々と交信できるというブログの機能です。


もちろん闘病中もあたたかなコメントはいただいていたのですが、

なにせ目の前の現実でいっぱいいっぱいだったもので、

私はその方々と積極的に交流を持つことができませんでした。

「見てくれてるんだ」という喜びや応援を力に変えてきましたが、

そこから一歩進んで、お互いはげましあったり、情報を交換したり、

そういった新たなるコミュニティを運営するまでは至りませんでした。


いま、このブログはヨメの病態伝言板機能をとっくに終了して、

本の宣伝機能をさせつつ、さて、これからどこにいくのか、

ぺ~との父子日記をやっていくのか、よくわからないところにいます。


そんな中、新聞などの記事を見て

「私もがんです」「妻ががんです」と

いった方々が訪ねてきてくれます。


離れたところにいる人たちなのに、

近しい問題にぶつかっている人たちが集まっています。



もしかして、まだまだブログには力があるのかも。

不謹慎な言い方ですが、

もっともっとおもしろいことができる可能性があるのかも。




今はそのことをぼんやりと考えはじめたところです。


時間はかかると思いますが、

また次のくだらないアイデアがひらめいた日のためにも、

このブログ、寄り道を繰り返しながらしばらく続けていくつもりです。