ブログにアップしそびれましたが、
先週は、棟方志功さんの作品をみるため、はるばる日本民芸館に行ってきました。



実はここ、
ねこぜの大好きな場所。



こちらで、こんなポスターを発見!



荻窪のブックカフェ&ギャラリー「六次元」さんで、
「デザイナーとしての棟方志功展」
をやっているらしい!


…ナニーーー!?

これは気になるっっ!!



…しかも!!


シコーさんの「お孫さん」で、
棟方板画美術館学芸員の石井頼子さんの
トークショーがあるらしい!

これは、ぜひ行かねば!

…ということで、
本日トークショーに行ってまいりましたよ!





実はシコーさんは
このギャラリーの150メートル先に住んでいたそう。
そんなご縁があったんですね。





版画作品で知られる
シコーさんが手掛けた装丁や挿画の本はなんと600冊!!
数年前までは350冊と思われていたので、
その多さに石井さんも驚いたそう。その中からいろいろ展示しています。














かわいーいー!





展示もすばらしいけど、
石井さんのトークショーのよさったら…もう!!

石井さんのお話のなかで、
どーして、官能的な「痴人の愛」の装丁が
お不動さまなのか…(同感!・笑)

という話がありました。

それはシコーさんもおかしいと思ったらしく、のちのち、別の絵にさし変わったそう。
そういうエピソードをきくと、
作品を別の目で楽しめるワー!



シコーさんの作品制作秘話から、
ご自宅での生活まで、
たっぷり教えていただきましたよー!

まず配られたのはお仕事年表、谷崎潤一郎に書いた手紙の解説などなど…





なかでもうれしかったのは、
シコーさんの住んでいた荻窪のおうちの図!





手紙が好きだったシコーさんは、
郵便やさんのためにポストに
「ご苦労様々々々 …」と書いていた。とある。

人の仕事に敬意を払う、
シコーさんらしい心遣い!


「シコーさんはお金があったと思いますが、なにに使われてたんですか?」

という質問に対して、

「部屋にある作品をつかんでふところにいれて、でかけるんです。
それを売ってお金をつくっていたようです。お金がほしいなら祖母が言えばいくらでも持たせるのに」

という身内だけが知ってる普段のシコーさんのお話もたのしかった!

あたたかい抹茶ミルクをのみながら、
石井さんのシコーさん話をきけるなんて!
ほんとに贅沢!


シコーさんのアルバムも見せていただきましたよ!









奥にあるのは、
シコーさんが紐で束ねた下書き。

写真資料は今日しかみれませんが、
装丁作品は展示期間中でも
石井さんが発掘してきては
日々加えているそう。

箱入り本は、ぜひとりだして、
デザインをじっくりみてほしい!と石井さんが言っていました。



石井さんが、とってもうれしそうにお話ししてくださったから、

わたくし、

さらにさらに、

シコーさんのファンになりましたよ!

石井さん、六次元さん、
ありがとうございました!!



石井さんがおすすめしていた、しゃぶしゃぶの名店
「十二段屋」さんでは、シコーさんや民芸の方々の作品に
囲まれて食事できるそう。


夜はちょっとお高いけど、ランチなら、ねこぜもいつか…!


十二段家(京都)
http://www.junidanya.com/

シコーさん。またね!




ねこぜの東京・青森-むなかた展


5/5(木)~6/5(日)「デザイナーとしての棟方志功展」

あと1週間で終了よっ!

http://www.6jigen.com/


過去記事
青森の天才奇人「棟方志功」
http://ameblo.jp/gan-mm/entry-10888195057.html