小野議員が一般質問で下水道事業について取り上げてくださり、色々明らかになりました。
みんなの知りたいことを詳らかにする非常に参考になる一般質問でした。
令和7年1月28日発生の八潮市の下水道管破損による道路陥没事故後、吉川市でも12人の下水道職員たちが4人編成で3班に分かれて緊急点検を行いました。
吉川市の下水道管の大きさ
八潮市の事故下の下水道管は直径4.7mで地下10mの深さだったことは言わずと知れた情報になっていますが、吉川市の地下に張り巡らされている下水道管はどうなっているでしょうか。
吉川市内にある埼玉県が管理する中川流域下水道管
総延長8㎞
直径1.5~1.8mの管 深さ約7m(最大8m)
最大の管は1.8m、深さ8m~9m、美南地区内
ルートは北から県道中井松伏線、さくら通りを経由 県道葛飾吉川松伏線を経由して、三郷へ向かっている
吉川市が管理する汚水管
総延長197㎞
直径30㎝未満の汚水管が約92%で延長181㎞ 深さ1.5~2m
(審議会では20~25㎝がほとんどと答弁)
最大の管は1.1m、深さ6メートル 中央公民館付近 181m
職員の点検と調査、その結果
市が管理するコンクリート製の下水道管の内、いちょう通り・けやき通りなど車の荷重がかかる車道部を中心に約70カ所のマンホールについて内部の目視点検を行いました。点検結果はマンホールは蓋の裏側に錆が見られるところもあったが、内部のコンクリートの劣化や滞留物などの異常はなし。
また、下水道管のある市街地の道路表面をくまなく調査しました。
調査結果は道路表面は下水道管のルート上に路面の痛みが確認されたところが数カ所。比較的浅いところに下水道管が埋設されている箇所については、現在修繕工事を実施しています。その他の箇所は、テレビカメラ調査を実施して、必要な対策を講じるための準備をしているそうです。
うちでも起きるんじゃないの?
市民の皆さんはお隣・八潮市の惨事を見ながら、心配されていたと思います。松伏・吉川の二市町分の下水のみが三郷に流れていくので10都市以上の下水道が流れ着く八潮市とは違い、2mを超える大きな管はなく、あの規模の事故は起こることはなさそううです。まずはどこに何がどう埋まっているか知ることが大切です。吉川市HPには下水道台帳図が公開されています。
吉川市下水道経営戦略
また下水道経営戦略もぜひご覧になっていただきたいです。人口減で使用料としての収入が減り、さらに耐用年数の過ぎた管の更新が始まる2030年後半から改良費用が跳ね上がり、今の2,6倍、年間約12億円かかってくるという予測もされています。
住民が知ること、そして何を選択していくかの積み重ねで未来が作られていきます。
下水道の対応に関する意見書を提出しました
この事故を受けて、岩田京子が提案した意見書は賛成全員で可決されました。
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