コロナ交付金14億円③~活用した事業は明らかに~ |  みどり色の地球

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【コロナ交付金の活用事業は明らかに】

総務省にしてみたら、令和2年度のコロナ交付金が期待通りに活用されていない事例が多かったのでしょうか。はたまた、国民の指摘の声が大きかったからなのか、投資的な施設整備や元々やる予定の事業にコロナ交付金を充てていたりする実態をみたからなのか…。

地元の皆さんが納得いくコロナ対策としての活用になるように、事業の見える化が抑止力になると考えたのでしょう。

 

【総務省も知恵を絞りながら指導を】

令和3年度に入る前の令和3年3月24日の総務省の通達に、

「今後、更なる地方創生の推進及び新型コロナウイルス感染症対策への理解の増進のため、臨時交付金を活用した地方単独事業及び協力金事業の実施に当たっては、『新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業です』など、その旨の広報にご協力いただくようお願いします」とあります。

市民の皆様に恥ずかしくない事業に充ててもらいたいという意図です。

 

また、その一週間後の新年度初日4月1日には「感染症対応と関連しない施設の整備自体を主目的とするもの 感染症への対応と関連しないインフラ整備等のハード事業に係る費用は対象外」(令和3年4月1日通達)との通達も。総務省としては当初予算で既に決定している事業もありましたが、補正予算で行われるこれからの事業への注意喚起としての通達でした。

 

公表に関しては、1年半経っても公表する自治体(公表自治体はこちらが少なかったことから、同様の通達が先週の令和4年9月2日にも出されています。

 

【答弁とは裏腹 公表はまだ?】

ご答弁では公表したようなことを話されていましたが、総務省HPの公表自治体にはまだ吉川市は出ていません。市のHPでも今時点で探し出せません。早急に広報やHPで市民の皆さんにお知らせしてもらいたいと思います。

※9月16日時点で見つけました。こちらです。

 

 

 

更に言えば、公園の池や市民農園の築山・堆肥場、プロジェクターや蓄電池、LEDに当コロナ交付金で整備した旨を明示して、市民の皆さんに見ていただきたと思うのは私だけでしょうか。「え~こんなのにコロナ対策が使われているの?」と絶対に驚かれると思います。

コロナも落ち着いた何年か後に、使用するプロジェクターに「新型コロナウイルス感染症臨時交付金を活用しています」と書いてあったら、賢い使い方をしたものだと思ってもらえるのでしょうか。大きなイカも今となっては経済効果を生んだと一部で評価もされていますから、わかりませんね。

 

洋式トイレやLED、IT化等ある程度の財政措置も仕方なかったとは思っています。しかし、公園プロジェクトで改修を予定していた保第3公園の整備に充てるのだけは納得がしがたいです。ましてや40本の木の伐採に「密を避けるため」と訳のわからない理由をつけてコロナ交付金が使われたのですから。

 

これは森林環境譲与税を大沢雄一居宅跡地の整備に充てたのと同様の市の姿勢です。国から頂いたお金を本来の目的をかなり歪曲して、どうにか市がやりたい事業で使うという考え方がけしからんことだと思っています。

森林環境譲与税もコロナ交付税同様、活用した事業が妥当かどうか公表し、市民の皆様にご判断いただくことになります。

 

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▶コロナ交付金14億円①~コロナは絶好のチャンス?~

▶コロナ交付金14億円②~人への支援が1%(令和3年度)~

▶コロナ交付金14億円④~令和2年度6億4千万円

▶コロナ交付金14億円⑤~令和4年度 4億3644万円

▶コロナ交付金14億円⑥~3年間の総括~