大沢雄一元県知事 居宅跡地を公園に。 |  みどり色の地球

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吉川市出身の大沢雄一元県知事(詳細は下↓)の三輪野江にある居宅跡地の一部を借り受けて、屋敷林の木の伐採や除草をし整備。市民の憩いの場や環境教育の場として活用するそうです。市長はじめ職員の熱意が所有者の方に通じての実現のようでご苦労に頭がさがります。

当初予算で500万円が計上されていますが、「とりあえず」という感じです。まだ協議中で詳しいことが明らかになっていません。

 

公園は都市マスタープランの中で緑の拠点と位置付けられていますが、昨今、市街地の公園での伐根が甚だしく、関公園、保第3公園で各40本以上の成熟した木々が伐根されてきました。市長は以前「市街地での緑の拠点は難しい」というようなことを仰っていました。今まで市街地で失ってきた「生物も人間も喜ぶ公園」の代替地として、生物多様性を学ぶ絶好の場所になると思います。樹木の整理をするということですが、伐採する前に、生物多様性の専門家などを入れながら整備・管理・運用していくことを考えてもらいたいです。また、財政を圧迫しないためにも、本多静六の森の様な、自然の力を活かし、手をかけずに美しく整っていく森にしてもらいたいところです。

 

また、①駐車場のこと、②近隣の方のご協力が見込めるのか等お聞きしましたが、それも協議中につき答弁できなとのこと。

 

一見、無償での借用でよい話だと思うのですが、整備の最終的なプランも利用の仕方も答弁がなく、判断に困ります。公園再生プロジェクトもそうなのですが、総額いくらになるかが示されず、予算が付けばやりたい、予算が付けば実施するという具合に、関公園は結局、総額4千万近くになっています。保第3公園も次々と予算が計上されていて、2021年度の当初予算までで積算1454万円になっています。私もこの屋敷林は関心のあった場所で、この屋敷林の整備、環境教育など決して否定的な訳ではありませんが、最終的にどの位の費用が掛かるのか、もう少し先が見えてから、予算計上してくれればよいのにと思うばかりです。

     

大沢雄一氏は、昭和24年に2代目県知事としてご活躍し、その後、参議院、衆議院議員を経て、第2次岸内閣時に建設政務次官として行政手腕を発揮された方です。

  

吉川市HPより