いずみの会 定例講演会にて(2024/06/01)
広野さんに講演を依頼したのは、年初のご挨拶状を思い出したからです。
多重がん(乳がん・卵巣がん)から30年。同時に立ち上げられた患者会「金つなぎの会」も30年。節目のお便りでした。
そこにはこう書かれていました。
「人生はどこかで誰かに借りたご恩をいつか誰かにお返しする旅」
そうはいっても昭和16年生まれの広野さん、取材でお会いした10年前の精力的な活動はペースダウンされているだろう・・・。
2013年10月の取材時
*取材の体験談記事はこちら!
とんでもない見当違いでした。恐縮してしまいました。
温和な語りには揺るぎない信念が通底しています。活動の様子から伝わる熱量は10年前と幾分も変わりません。
先に逝くのは自分のはずが、闘病を支えてくれていたご主人が急死。
家族、知人友人、医療者・・・多くの人が繋いでくれたからこその人生。
まるで戦争に生き残ってしまった人(「生き残った人」ではない)が命を捧げんとするかの凄みを感じました。
恩返しの旅はまだまだ続きますね。
ありがとうございました。
再会のツーショット
*金つなぎの会のHP
*NPO法人いずみの会公式サイト