生活習慣の3大基本【食・運動・睡眠】。

個人的な印象ですが、20年前にガンの辞典を開設した頃は生活習慣のなかでは「食生活」にフォーカスされることが多かったように思います。今でも偏った飲食や不規則な食事で健康を損なうことはありますし、一部加工食品や添加物などの問題も存在します。ただ健康より経済優先の高度成長時代と比較すれば、また個人の食への意識の変化などから全体的な影響度の比率は下がっているように感じます。


しかしこのところ、がん患者会でお会いする方や相談者さんとの対話のなかで気になるのは「睡眠」です。

日本人の平均睡眠時間は50年ほどの間に8時間17分→6時間18分に減っています。

睡眠が常に不足する慢性的な睡眠障害になると代謝異常・免疫力低下といった身体疾患、うつ病や不安障害など精神疾患のリスクが高まります。    

睡眠の乱れは、体内リズム(体内時計)が乱れによってもたらされます。現代は体内リズムが乱れやすい社会環境でもあります。

・光環境
・労働環境
・子どもの勉学習慣・習い事
・高度情報化・グローバル化


またパーソナルな要因としては次のようなものがあります。

・刺激物の摂取過多(カフェイン、アルコール、ニコチンなど)
・ストレス
・身体疾患(痛み、痒み、咳、発作、頻尿など)

眠くならないための覚醒ドリンクの市場規模も拡大しているようです。


体内リズムの乱れによる睡眠不足の多くは人工的要因によるものといえるでしょう。

健康はもちろん、睡眠を確保することは仕事や勉強、スポーツのパフォーマンス向上になるという報告もあります。

【睡眠を削って頑張る】→【よい頑張りをするためにしっかり寝る】

生き物の自然のリズムです。

 

 

 

 

 

 

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