【バイオフィリア】

スティーヴン・R・ケラート(イェール大学)とエドワード・O・ウィルソン(ハーヴァード大学)が提唱した概念・仮説。「人は自然や生き物との結びつきを求める」「生物や自然への愛情」「生命愛」と訳されたり解釈されている。


バイオフィリアは生得的、本能的に人に備わっているものだと考えられています。私たちの遠い祖先は、自然環境のなかで注意深さと愛着を持って観察することで生き延びる確率が高くなった。人類が進化する過程で必要な能力(感性)だったと推測されています。

つまり自然と切り離した生活は人間という生き物にとって不自然で生命力を削ぐのです。


健康への自然の影響は数々の事例が報告されています。

その多くは自然との触れ合いでストレス反応が低下することを示しています。コルチゾール値、心拍数、血圧などの指標で計測できています。入院患者は病室に窓があるか、あるいは鉢植えの植物が置かれていると回復が早くなっています。

古代中国の「天人合一」も“自然と人は同期している”という思想です。この思想を基にした中国医学(中国漢方)は自然環境と人体の関係性を病因のひとつとして捉えます。


「人工物に囲まれるほど、自然に分け入りたくなる」

それは自然な感覚です。

 

 

 

 

 

*NPO法人日本森林療法協会

 

 

 

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