太極拳の中腰姿勢は股関節、膝、足首を緩めてわずかに曲げ、高いイスに浅く腰かけているようなイメージで整えます。このとき骨盤が後傾せて股関節が前にあおるようになってしまわないようにします。

  といっても、座る感覚がつかめず腰回りが良い角度に収まらない人が少なくないようです。そこで股関節のイメージを確認してみましょう。


  写真の左側、❌印の方は骨盤の下に足がついているイメージ。オモチャのロボットの足ってこんな感じですね。でも、人間の足はこんなふうについてません。
  左側は骨盤の横にジョイントがあって、足がハンドルレバーみたいに動くイメージ。手足が動くキューピーちゃん人形(ジョイントが斜めについていますけど)の感じです。で、実際の股関節は、こっちのイメージなのですね。
    后坐しようとして股関節が前にあおるようになってしまう人は“ロボット足”のイメージになっているのではないでしょうか。股関節の身体イメージを修正すると動き易くなるかも   ですよ。