前回の投稿で『低量放射線治療』について触れましたが...
放射線と聞くと、ほとんどの方が福島第一原発の「放射能被ばく」を連想すると思います。怖いイメージを持たれる方がほとんどだと思いますが...
実は、私たちの自然放射線の被爆量は、2.4mSv/年と言われていて、普段通りに生活していても年間2.4mSvの自然放射線を受けながら生活しています。
では、福島第一原発の「人工放射線」と私たちが浴びている「自然放射線」の違いは、何だと思いますか?
それは、有害な「プルトイウム」という放射性物質が含まれているかどうかです。
私たちが受けている自然放射線には、プルトイウムは含まれていません。代わりに...
自然放射線には、「カリウム40」と呼ばれる天然の放射性物質が含まれています。
例えば、
- ホンレン草には90ベクレル
- ワカメには10ベクレル
- お米には10ベクレル
の天然の放射性物質が含まれており、私たちの飲み水を作る浄水場では、「トリハロメタン」などの発ガン物質を分解・殺菌し、水の無臭化をするために天然の放射性物質が照射されています。
このような事実がありながら、多くの方は「人工放射線」と「自然放射線」を正しく区別できていません。
私たちは、野菜やお米、水、太陽の光などから毎日、天然の放射性物質を取り入れているからこそ健康が維持されていることに気づかなければいけないと思います。
がん治療に『自然療法』を取り入れる方が多い理由は、私たちの身体が「自然界からもたらされたもの」であることを無意識的に感じているからに他なりません。
山に登ったり、森林浴をしたり、川辺でBBQをしたり、素潜りしたりして気分が晴れ晴れするのも、自然の栄養を身体いっぱいに取り入れたからです。
そのような行動は、結果的にミトコンドリアを活性させて生命力を高めることに繋がります。
生命力を別のコトバで言い換えれば、「免疫力」や「治癒力」です。
どうか自然放射線をたくさん浴びてほしいと切に願います。