信じられない通り魔的な犯罪 | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

荒川夢悟「テツろぐ」-東日本E233系.JPG

今月6日朝、全く犯人の気持ちが理解できない信じられない事件が発生しました。JR青梅線の福生(ふっさ)駅で、ホームを歩いていた50代の男性会社員が、後ろにいた34歳の男に突然突き飛ばされ線路に転落、入ってきた快速電車が急ブレーキをかけて男性のわずか3m手前で非常停止し、もし快速電車の非常ブレーキの操作が0コンマ数秒遅かったら男性の命がどうなるかというところでした。
犯人の34歳の男は殺人未遂の現行犯で逮捕、線路に転落させた男性とは面識はなく、警視庁福生署の調べに「いらいらしていた」と理不尽な動機を供述しています。いらいらしていて果たして面識のない人の命を奪おうとするのか、正常な人間の考えでないのは確かです。
あえてこのブログで事件を採り挙げたのは、こういった理不尽な事件が起きる以上、身を守る必要があるためです。これまでにも、JR池袋駅で男性が突き飛ばされて頭を打ち死亡、もうかなりの年数が経ちますがまだ犯人が逮捕されていないなど、不特定多数が利用する交通機関には怖い面もあるということです。
また駅で自殺を図ろうとした男が、死に不安を感じ近くの面識のない女性を巻き添えにしようと突き飛ばして飛び込み、自分だけ助かったという事件もありました。
ホームを移動する時は線路に近い部分は避け、不審な人物を見かけたら通報する、車内で何かあったらすぐに大声を出して助けを求める、色々な対策が必要です。
一番は、事件が起こらないような社会になること。鉄道以外にも、死刑になりたくて通り魔的な犯罪に走ったなど訳の分からない動機を語る犯人もいます。決して許されないことですが、残念ながら身を守る用意が必要な世の中です。また、医学的にも歪んだ心理が芽生えてゆく過程の解明など、根底から手を打つべきかと思います。