今、休暇を2日取ると9連休にもなる大型連休中です。ただこれは全ての人にいえることではなく、こういう時だから忙しいという職種も数多くあります。鉄道会社もその1つで、通常の勤務以外に応援に休日返上で出て来ることもあります。
鉄道の車両にも似た面があり、利用者が増大する路線などでは列車本数を増やして対応したりします。普段使っている車両では間に合わず、臨時列車や団体用に残してある古い車両が走ることも珍しくありません。
こちらは、中央東線の特急「あずさ」の臨時列車で、この色は普段は長野と直江津の間で新幹線に接続して走っているもので、わざわざ信越本線から応援に来ます。
新しい特急車両で運転されている路線でこういった臨時列車があると、時刻表に「一般型特急車両で運転」などと記載される場合があります。
また通常運転されている列車の増発以外にも、イベントに行くための特別な列車を設定する場合もあります。数少なくなってしまった583系は、JR東日本の原色の編成が今回の連休は弘前のさくらまつり用の列車に使われ、色違いでJR西日本に残っている編成は、先々月のダイヤ改正で消滅した夜行急行「きたぐに」の、臨時列車としての運用で使用されます。
第一線を退いてしまった車両でも、これ以外にも多くの臨時列車が設定されています。鉄道に興味のない一般の乗客からするとサービスダウンと感じる場合もありますが、鉄道ファンからすると懐かしい風景が復活したりするひと時です。