京浜急行の久里浜線にある「ＹＲＰ野比」駅。駅名にアルファベットが入るのはそんなに例は多くなく、私鉄で駅名にアルファベットが入ったのはここが初めてです。
元々この駅は、単なる「野比」駅でした。1998年（平成10年）４月に改称されて、この駅名となりました。では「ＹＲＰ」とは一体何なのでしょうか。それは「横須賀リサーチパーク」の略です。それなら最初からそう書けば分かりやすいのかも知れませんが、そうなると逆に公園か何かと勘違いしそうです。ちなみに横須賀リサーチパークは、電波や通信を研究する施設を中心として、ＮＴＴから富士通、日立、三菱などの約15社の施設が集まる場所です。
関西に行くと、大阪を中心にＪＲ西日本の駅にアルファベットが入った例がよく見られます。
以前にもこのブログで触れたことがありますが、京浜急行の本線はどこからどこまででしょう。答えは、泉岳寺から浦賀です。品川にいると三崎口方面への優等列車が多く、終点は三崎口かと思ってしまいますが、堀ノ内から三崎口は久里浜線です。ＹＲＰ野比駅は単線の部分ですが、ホームと線路は上下線に分かれており列車の行き違いが可能です。
最近はひらがなを用いた駅名が増えてきましたが、アルファベットもなかなかのインパクトです。東京の秋葉原の電気街に近い東京メトロ銀座線の末広町駅を「ＡＫＢ末広町」にしたら、ブームが起こるかも？