黄緑のままの元山手線205系が! | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

荒川夢悟「テツろぐ」-205系?.JPG

今の山手線の電車の一世代前の主、205系。ゲーム「電車でGO!」が発売された当初はまだこの車両で、今でも埼京線の205系が山手線の大崎と池袋の区間を、途中駅は少ないですが横を走ります。
山手線にいた205系は役目を終えた後はあちこちの路線に散らばってゆき、帯の色を変えて活躍する一方で、残念ながら転用先でもお役御免となって廃車されてしまったり、走らずに取り残され続けている中間車もあります。
そんな中、とあるアウトレットモールの遊び場で、今はもうない黄緑色の帯のままの205系を発見しました。単なる遊具で悪く言えば偽物なのですが、きちんとJRのマークも入り前面の車体の下のスカートと呼ばれる排障器も妙にリアルで、驚いたのは列車番号の場所に「205」と出ていた点です。
あまり気付かれない場所にもこだわっており、設計者の方のマニアックさが伝わってきました。

荒川夢悟「テツろぐ」-武蔵野205系.JPG

実際に山手線にいた205系電車が比較的多く走っているのが武蔵野線で、直通列車もある京葉線にいる仲間がいなくなった今でも東京駅まで姿を見せています。但し、全ての武蔵野線の車両が山手線にいたわけではなく、同じ編成でも4両目と5両目は埼京線から来たものであったり、走行機器が変わり昔ながらの音ではなかったりと複雑です。
比較的待たずに元山手線の205系が来るのは、他に南武線や鶴見線、川越線や八高線の高麗川(こまがわ)以南、仙石線などです。またこれ以外の路線に行ったものもありますが、本数が少なく探すのが大変です。
遊具だとしても、懐かしい姿をモデルにしたものを見ると、テツとして何だか嬉しい気持ちになりました。ちなみに、さいたま市の鉄道博物館の遊具にも、懐かしいのがあります。