東急世田谷線の「せたまる」が発売終了へ | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

荒川夢悟「テツろぐ」-東急デハ300形.JPG

田園都市線のと接続する三軒茶屋から、名前の通り世田谷の足として北に向かう東急世田谷線。カラフルな電車が往き来し、乗車率も高い路線です。
途中の山下は小田急小田原線の豪徳寺のすぐ近くで乗り換えが可能、杉並区との境ギリギリにある終点の下高井戸では京王電鉄京王線と連絡します。
沿線の足として、また世田谷の観光、他の路線への連絡などで利用されていますが、東急電鉄では、首都圏の多くの鉄道やバスが乗車券の一つとして、また一部の店舗などでは電子マネーでの決済手段としても導入が進んでいる便利なICカード「PASMO」の普及に伴い、世田谷線で「PASMO」に先駆けてオリジナルで用いられてきたICカード式乗車券「せたまる」の発売を3月に終了します。
その前にもチャージを終了するなどし、完全に「PASMO」に移行します。定期券情報を「PASMO」に載せることも可能ですが、ICチップには割当てがあり東急世田谷線の定期券情報はバス定期の部分に記憶されるため、バスの定期券とは一緒にすることはできません。
画期的な乗車券でしたが、時代の波で「PASMO」に吸収され「せたまる」の歴史が終わろうとしています。お持ちの方でコレクションしない場合は、払戻しなどの対応も行われますので、詳しくは東急電鉄の駅でお尋ね下さい。