これが正真正銘の「サボ」です! | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

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茨城県を代表する私鉄の関東鉄道の常総線には、過去に譲り受けた旧国鉄の車両が少々残っており、このうちキハ101号が国鉄首都圏色という朱色の車体をリバイバルしています。ちなみにキハの「キ」は、気動車の頭文字で、エンジンを用いて走ります。燃料は軽油で、いわゆるディーゼルカーです。
国鉄首都圏色をリバイバルしたキハ101号の窓の下には、今では懐かしく稀少な「サボ」が掲げられています。前に当ブログでも紹介しましたが、サボは「サイドボード」の略で、このように側面にあってこそのものなのです。
荒川夢悟「テツろぐ」-W関鉄キハ100形_0001.JPG
気になるこの車両は、元国鉄のキハ30形。JRでは、東日本の久留里線にしか残っておらず、そこの1両もこの度、国鉄一般色をリバイバルして話題になっています。
キハ101号の運行は決まっており、水・木・金曜日の水海道9時49分発の下館行、折り返し下館11時06分発水海道行、土休日は水海道11時23分発下館行、折り返しが下館12時38分発の水海道行の、それぞれ1往復です。検査や不具合などの際は、紺とクリームの常総筑波鉄道色のキハ102号の代走になります。運転時刻は度々変わりますので、もし乗車や撮影をされる際は、関東鉄道ホームページの時刻案内でお確かめのうえ、行かれるのが安全です。URLは載せておきます。
関東鉄道常総線の水海道から先は、住宅地とうって変わって単線ののどかな風景を堪能できます。また、JRのキハ30形はクーラーがありませんが、こちらには付いています。無人駅もあり、記念物の駅舎もあり、大変癒される場所を走ります。のんびり旧国鉄車両で、旅情を味わうのも良いかも知れません。サボは、そんな旅の1つの演出でもあります。

関東鉄道 個性的な車両の運行時刻案内
http://www.kantetsu.co.jp/train/syaryo/newcolor.html