診察室に入り、台の上に乗り体重を測ってもらう。
5.5kg、、、数ヶ月前には7kg近くあった体重がかなり減っていた。
最近では撫でると手の平に背骨が当たる感じがしてた。
ぽっこりしてたお腹もなくなっていた。
ご飯やおやつの量が減って痩せてはいると思っていたけどこんなに痩せてるなんて、、、
そして先生がビクの口の中を見て口の中の塊に触れる。
どこを触っても嫌がるそぶりを見せた事ないビクが初めて歯を剥き出していた。
痛かったんだろう。
先生の手には血がついていた。
そして、、、
先生「メラノーマというガンの一種ですね。
進行もしているのでかなり辛かったと思います」
調べていたのでそうじゃないかと思った。
でも実際に先生の口から聞くと更に重く頭を打ち付けられたような感覚で立っているのも辛かった。
ワタシ「そうですか、、、」
我慢してたけどボロボロと涙が出て来て伊寿々に落ちる。
先生が続ける、、、
「心臓が悪いので手術をするとなると麻酔に耐えれない可能性があるので、、、もしかするとそのまま目を覚さないこともあります。
なので抗がん剤の治療で様子を見る事をおすすめしますがどうしますか?」
今日すぐにでも手術が出来るようにと家を出る前に通帳を持ってきていた。
当たり前に手術が出来ると思っていたけど、、、
もしこのまま目を覚さなかったら、、、
今日で最後になるなんて考えられない。
ワタシはビクを撫でながら、、、
「もう少し一緒に居てくれる?」
って聞いた。
するといつもの上目遣いでワタシを見た。
"頑張るよ"って言ってくれた気がした。
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