こんにちは、

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芦原妃名子先生の漫画作品

砂時計」を読了しました。(二周w)

芦原先生を知るきっすけになったのは、

あの"セクシー田中さん事件"でした。

結局今回も有耶無耶にされてしまうのかと思うと、

先生の魂が浮かばれません。

 

話を「砂時計」へ戻します。

本作は純愛を描く王道少女漫画だと思います。

ただひとつ異質なのは、

杏の母への思いでしょうか。

 

序盤は杏と大悟の恋愛模様が描かれます。

母・美和子の自死に罪悪感を覚える杏に

「ずっと一緒におっちゃるけん」

と寄り添う大悟の姿が印象的です。

 

無償の愛は母性から発するとされるこの世に於いて、

大悟のそのスタンスにはこそばゆさを感じます。

 

とは言え大悟の思慮に欠ける愛は後に、

杏に不信を抱かせて行きます。

そしてまた杏に想いを寄せる藤との関りに、

大悟は嫉妬します。

そして双方共にわだかまりが生じ、

杏から切り出す別れへと至ります。

 

でもそれは杏の考える、

一緒にいたら私が大悟をつぶしてしまう…

依存してしまう…

という確信から彼の幸せを願っての別れです。

 

実写版映画では中高生時代の杏も大悟も、

表情が暗く原作と大きく異なるものです。

原作では両者ともにとても明るく奔放で、

恋愛と青春を謳歌しているように見えるのです。

それに杏、大悟、藤、椎香の関係は、

もっと深掘りされて描かれます。

 

杏自身も無意識のうちに自殺未遂を犯し、

死にたくないと渇望し、

母の自死を受け容れて強くなります。

また杏を一途に想う大悟による杏の救命。

同じ男としてカッコイイなと思わせられます。

女性はこういう男を求めているのでしょうか。

大団円にて終盤を迎えて留飲が下がります。

 

単行本は10巻ですが本編は8巻にて終わります。

9・10巻はスピンオフストーリーです。

 

 

献立

ごーやーちゃんぷるー

 硬い豆腐 豚小間肉 温玉 削り節

ぜんまいの炊いたん (デリ)

若布の味噌汁

きぬひかりのご飯 (神奈川県産)

 

稲荷寿司を予定していたものの、

大きなごーやーが目に留まりました。

ちゃんぷるー一択です。

この品は私にとっては手抜き料理です。笑

 

 

 

お付き合いくださりありがとうございます。

能登半島の復興が進みますよう心より願っております。

暑中お見舞い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このローラーコースターのコースレイアウトは、

それほど価値があるようには思えません。

とは言えチャイコフスキーの祝典序曲「1812年」に、

上手いこと同期させているのには感心させられます。