二十年前の著書ながらリアルな描写に圧倒されます。

化調・添加物過敏の私に、

何時訪れてもおかしくない災禍です。

エージレスが封入された食品を、

訝しむきっかけを与えてくれました。

それは毒だと。

 

当時知られなかった化学物質過敏症について、

著者自身の7年に及ぶ経験が綴られます。

画家である著者は建材塗料を使っている時に異変が訪れます

ある日突然身体が化学物質に反応するようになるのです。

 

カンバスの下地塗りに建材塗料を使って以来、

排気ガスや建材の抗菌加工、プラスティックなど、

我々が日々要する物すべてが害毒となるのです。

ひと昔前に騒がれた「シックハウス」がそれに当たります。

 

以降著者は化学物質に充ちた外界に触れられず、

他者と向き合うことさえままならず強く葛藤します。

それらにまったく反応しない殆どの人たちからすれば、

あなたの服に、あなたの化粧に、あなたの残り香に、

反応するのでお会い出来ません。ということなのです。

それを失礼と感じる人もいることでしょう。

 

また著者はいたるところから忍び込む化学物質に対し、

常に反応して身体機能・思考が奪われるとを指摘します。

おもむろにTVを観る時間さえ奪われるのです。

 

未だ疾患と認知されない世ながら、

それを問題提起した著者の功績は大きいと思うのです。

専門外来を持つ病院も増えましたし、

これからは従前の診断に捉われて来た、

医師の認識の変革を望みたいものです。

 

※出典「ある日、化学物質過敏症」

山内 稚恵 著 三省堂

 

当時74歳とのことでしたがご存命でしょうか。

とても気がかりな点です。

 

 

献立

海老塩焼きそば

 蒸しちゃんぽん麺 剥き海老 豚肉 袋野菜 

 

私はソース味を好みません。

唯一お好み焼きだけはソースが至上ですが。

焼きそばもローメン以外は塩味を好みます。

子供の頃、実家での焼肉(豚肉)の〆は、

だいたいソース焼きそばでした。

 

それに異を唱えて渋々塩焼きそばにしてもらったところ、

何故かコレが家族のどツボにハマりました。

以来実家の焼きそばは塩が基本仕様となったのでした。

 

蛇足ではありますが、

とんかつもフライも醤油をかけます。

ドレッシングが無ければきゃべつには塩を振ります。

変わり者に生まれてよかったと思います。

 

妻は残業とのことです。

レンチンするだけのものを用意しておきます。

 

 

お付き合いくださりありがとうございます。

дякую デャークユ。