本日撮影

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 

加齢とともにお祝い料理は簡素になってゆきます。

たくさんはいただけませんし、

食品ロスの不安もあります。

戦中世代はひもじさの経験からか未だに、

大は小を兼ねる馳走を振舞い面喰らいます。

 

 

献立

口よごし

 紅白蒲鉾 出汁巻き卵 明日葉

雑煮 鶏肉 牛蒡 小松菜

 

小皿は出来合いをカットしただけの口よごしです。

縁起をかついで自家栽培の明日葉を添えます。

この明日葉、

昨夏は揚羽蝶の幼虫に食い尽くされました。

涼しくなって新しく生えてきた葉は、

なんだか見慣れない形になっています。

これは植物の防衛態勢なのでしょうか?

 

 

元日の雑煮は亡き母のレシピを踏襲します。

鶏肉 (ここでは比内地鶏)、笹がき牛蒡、小松菜。

母の味付けは全般に濃くて嫌いでしたが、

この雑煮だけは薄味でした。

数少ない評価できた品のひとつです。

とは言え焼き餅ではなく煮餅は幻滅します。

そこで私の再構築においては、

焼き餅に替えさらに薄味に仕上げています。

 

 

わたくしどもは食に貪欲な質ですので、

これに限るという拘りはありません。

むしろ全国の雑煮を試したいくらいです。

さらには本来なら雑煮にしない汁物も、

雑煮に仕立てる試みをしています。

たとえば津軽の「けの汁」会津の「こづゆ」など。

ただし香川のものだけは固く遠慮します注意

 

前職では年末年始も夜勤でしたので、

毎日が1/365日だと捉えています。

特別な日はあれども日々は平等だと考えています。

2023年の毎日が平穏無事でありますように。

 

 

お付き合いくださりありがとうございます。

ご多幸の年を過ごせますよう心より願っております。

本年もよろしくお願い致します。

 

дякую デャークユ。

 

 

               すずめの泪も千粒

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今夜の音楽は

「ふるさとの歌。こころの歌。」

とても沁みます。